水曜日, 5月 07, 2008

これは川を泳ぎ横切る新種の巨大魚(笑)?

実は昨年 8 月 23 日(木)に Snoqualmie 川で、フライフィッシングをしていて、とても思い出に残ることがありました。そのことについて書こうと書こうと思っていたのですが、機会を失い忘れてしまっていました。最近思い出したので、記しておこうと思います。 いつものようにスティールヘッドをフックする期待に胸膨らませ川に立ち、そしていつものようにスカンを喰らわされて、日もどっぷりと暮れ落ち、天空の月明かりが残り日を圧倒しだしたにもかかわらず、最後の一投、最後の一投と引き際悪く諦めかけていたとき、直ぐ背後でいきなりドボンと大きな水の音がしました。 咄嗟に脳裏には誰かが大きな石でも私に向かって投げ入れたのかと浮かびましたが、人の気配は以前からないのでそんなことがある筈もなく、それでスティーリーサーモンが嘲笑うかのように直ぐ背後で跳ねたのかなと思い、確認に、苦々しい思いとともに振り返ったところ、なんと一頭の鹿が竿で届く距離より近くを泳いでいました。 下の動画が、そのとき慌ててビデオ・カメラで撮影したものです。

Snoqualmie 川のこの部分は、まだ比較的民家も近くにあるので改めてアメリカの自然の豊かさを感じ入り、それから暫しの日々は嬉しい驚きで思い出ができたことにご満悦の笑顔を保つことが出来ました。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

火曜日, 4月 29, 2008

フライフィッシャー連合ワシントン州枢密院フライフィッシング秘密会議(笑)

WSCFFF (フライフィッシャー連合のワシントン州会) による恒例の Washington FlyFishing Conclave イベントが今週末に以下のように催されます。

  • 日時: 5 月 3 日(土), 8:30AM ~ 6:00PM
  • 場所: Ellensburg
  • 内容: フライ・タイイング、キャスティング競技、キャスティング・レッスン、その他クラス・ルーム
  • イベント Web ページ: http://www.washingtoncouncilfff.org
しかし Washington FlyFishing Conclave by Washington State Council of the Federation of Fly Fishers とは、このページのタイトルは冗談でおどろおどろしく直訳しましたが、それにしても仰々しい大そうな名前です。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

思考は現実化する? スペイの次に来るもの(笑)

ヤスさんとトンプソンに出掛けると、トンプソン・スティールヘッドがなかなか釣れない為に、スティール釣るための様々な突拍子もないアイディアを冗談でよく話し合います。 その中でも 2~3 年程前に二人で笑いながら特に盛り上がったもので、ラジコン・ボートに魚群探知機と仕掛けを付けてスティールの鼻先までフライを持っていったらどうかというアイディアがありました。 当然冗談(半分本気だったかなぁ)として笑い合うことのできた楽しいアイディアでした。そして話の最後にもしかしたら実際にあるかも」と締めくくり、そのまま流したのですが…..

ありました!それも超本格的なラジコン・ボートが。 無人ラジコン釣りボート 【かもめ お値段も本格的な七十万円!!! 日本のテレビ番組は勿論、アメリカの Discovery channel でも取り上げられたようです。
魚群探知機が付いているので、底の地形や魚(というよりは、もう肴です)の居場所が分かるのは勿論、その場所を GPS 機能を使用しメモリーに保存も可能。 水温センサー付なのでスティールの活性化しそうな温度チェックもできるし、驚き桃の木トローリングもできるそうなので、ダウン・スウィング釣りなんて全然目ではありません。 しかも自動回収機能で、自動的に手元に戻って来てくれるそうです。 日本の技術力の昇華。もうロボットです。ドラエモンが中に入っているのではないでしょうか(笑)。 以下は調べて見つけた【かもめ】の資料へのリンクです。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

金曜日, 4月 18, 2008

使用してショボくれたフライをイキイキと復活させるマジック

シリーズもので、「ニュージーランドのトロフィー・ウォーター」という題名の DVD (生憎と、これまた日本語版が出ていないんです(悲)) があり、勿論、美しく豊かな自然と完璧にジン・クリア、透明な川の水に加え、釣り人を竿ごと引っ張りまわすサイズのトラウトが大物ではないニュージーランドのフィッシング事情をシリーズでこれでもかと、トラウト・バムなら泣きたくなるほどに、収録しているのですが、その中で水に濡れショボくれた形になってしまったフライをピンとイキイキした状態に復活させる方法が紹介されていました。 それは、グテンとショボくれたフライをヤカンの口から噴き出る湯気に晒すというものでした。 そうすると、映像ではあれよあれよという間に見違えるように張りを取り戻し、ピンとした元気ハツラツ状態になっていくではありませんか。まるで手品でも見ているように(笑)。 しかし、「ニュージーランドのトロフィー・ウォーター」DVD といい、「フライフィッシング・フィルム・ツアーで大物釣りのイメージ・トレーニング?」と題した記事内にイントロ・ビデオも加えた AEGトラウト・バム・シリーズ Vol. 2 ニュージーランド編を観賞したときも思った (というか叫びたくなった) のですが、いつかはニュージーランドへフライ・フィッシングをしに必ず行かねば。 思わず嘆息と憧憬で心かき乱され、居ても立ってもいられずにニュージーランド行きの航空券予約に走りそうになります(笑)。 最近忙しくて十分に川遊びに出掛けられていない私にとっては目の毒だ。 ニュージーランドの釣り以外の情報源:

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

日曜日, 4月 13, 2008

Ryan S. Petzold によるスキーナのスティールヘッド・フライフィッシング・ツアー

41 inc Steely FlyFishned by Ryan at Skeena in Apr/'08
Ryan は、私の馴染みの Kaufmann's Bellevue 店のマネージャで、主にスティールヘッドフライフィッシングガイドスペイ・レッスンも受け付けています。 先々週は、確か 5 名ほどのフライ・フィッシャー達を引き連れ、スキーナへ 6 日間のツアーで 20 尾以上のスティーリーをフックしたという話と写真の数々を見せてくれました。驚き! 以外の何ものでもありません。 当然、来年の同時期のツアーも既に予約が埋まりつつあるそうです。 Ryan の Web サイト: http://www.theswungfly.com/
Trophy Steely FlyFishned by Ryan at Skeena in Apr/'08Trophy Fresh-Silver Steely FlyFishned by Ryan at Skeena in Apr/'08Top Steely FlyFishned by Ryan at Skeena in Apr/'08

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

土曜日, 3月 22, 2008

日本でお初フライ・フィッシング

暫く日本に帰省していました。 その間に 1 日だけ釣り仲間でドライ・フライ・Bum のタカさんのガイドで芦ノ湖に行ってきました。実は、私はアメリカでフライ・フィッシングを始めたので、日本では初フライ・フィッシングです。なので坊主だけは避けたいところです。 目次

  1. 黄門さんに落ちる黒雲
  2. スーパーマンのスーパー・ビジョンに助けられタイト・ライン
  3. 帰りの寄り道での喚声
  • 黄門さんに落ちる黒雲
    朝の 5 時にタカさんに迎えにご足労願い、それからタカさんの幼馴染で釣り仲間でもある ドクター・ナカさんをピックアップした後で芦ノ湖に向かいましたが、早朝からの渋滞に目を剥きました。アメリカでは絶対に考えられない曜日の時間帯での自然渋滞の歓迎です。(先の話であってほしいのですが)やはり日本で先祖の墓を見守りながら自らの骨を埋めることを思っていても、週末でこの渋滞ではアメリカ暮らしが長くなっている私には心安らかな老後は望めないかもしれません(笑)。などと自分の将来について募る不安も、タカさんのレガシーに搭載されているカー・ナビの機能に子供のように興味津々になってすっかりどこへやら。
    FlyFishing friends on spring Ashino lake
    今回は道具から足から釣り場のポイントまで全て一切タカさんにお世話になり、すっかり手ぶらでお供を連れたお気楽な水戸の黄門様にでもなったような釣りです。しかも芦ノ湖では朝の冷え込みがあるものの気持ち好い快晴。釣りには曇天がいいかなと思いつつも、雲ひとつ見当たらないお天気にすっかり影響され晴れ晴れとした気分になり、思わず「ハッハッハッハッ」と黄門様のような高笑いでも出そうな心地になっていたところ、タカさんとドクター・ナカさんご両人口をそろえて「風が無い、まずいな。」「昨日、一昨日の雨で水温下がってたぞ。」見えない黒雲が俄かに出てきました。心の中で目標のバーを下げて「まぁ、天気も好いし、湖に落ちなければいいか」と気を取り直して、出港。その矢先に、手漕ぎボートに乗り込んだドクター・ナカさんが、牽引される勢いあまって危うくドボン。私はその後しっかりライフ・ジャケットの確認をしました。
  • スーパーマンのスーパー・ビジョンに助けられタイト・ライン
    芦ノ湖には先客のフィッシャーマンの方々がいらっしゃいました。しかも湖広しといえども何故か皆さんキャンプ場から早川水門の辺りにかたまっていらっしゃいます。タカさん曰くここら辺が一番よく釣れるとのこと。そう言われても、この広い湖の一箇所に朝早くこれだけの釣り人の数がと私には日本とアメリカの釣り事情の違いに再び驚きでした。 驚きはそれだけで済まず、タカさんが効果的なフライは勿論、湖のそのポイントでの水深、水底の地形、水の流れ、最適な水温、さては良好な風向きまで教えてくれます。このお方、カー・ナビならぬ釣り・ナビでも作られたほうが成功されるのではないだろうかと思いながら尊い教えを授かっていました。感謝感激です、南無阿弥陀仏、タカさん。 でも自然条件だけはどうにもならず、水温、風量、風向ともに芳しくないためか虚しく軽いラインを手繰るだけを繰り返しますが、何故か心は観光気分だって周りの方々もまったく釣れている様子が見れないのですから。全然気になりません。鳶か鷲が低空で輪を描いて魚を狙っているのを眺めながら長閑な気分に浸り、バンバン・クラブの Charlie Smith おじさんのようなニタニタ笑顔を浮かべ、釣り友達と共有する一時を楽しんでいる私でしたが、ガイド役のタカさんは申し訳なく感じてくれたのか、湖の幅が狭まる浅場の胴切が流れも水温も良好だろうとの提案で移動。
    Dr.N caught fish at Ashino lake
    ここでも水草の生えている場所などスーパー・ビジョンを持つスーパーマンではないかと思わせるアドバイスをタカさんがしてくれます。タカさんの読み鋭く、移動後早々にドクター・ナカさんにヒットです。私達の胸も期待に膨らみキャストにも熱が入りましたが魚からスカンを食らわされただけでした。そうなると再びタカさんから水温と風向きから桃源台の辺りに魚が移動しているだろうと場所変えの掛け声が走ります。 移動後、ハイソなドクター・ナカさんに惹きつけられるように気品ある(笑)スワン・ボートの円陣が彼の手漕ぎのボートを囲んでいる景色に思わずタカさんと二人してプーッと吹き出して力が抜けたのが効いたか、私がタイト・ラインを味わい無事トラウトを取り込むことができました。
    Mr.T caught fish at Ashino lake
    久しぶりの日本で快晴の日に蕎麦とビールを肴に仲間と釣り談義で過ごす昼食は本当のご馳走でした。しかも坊主を免れることができた安心もあってすっかり春日和の日本を満喫しました。 昼食後は引き続き桃源台の辺りで竿を振り始め、ガイドとしてのプレッシャーから解放されたからかタカさんも次々と面目躍如のヒットとタイト・ライン。
  • 帰りの寄り道での喚声
    午後 4 時迄芦ノ湖で竿を振り、ドクター・ナカさんが一番釣り上げたという釣り師として重要な事の白黒をハッキリつけた(笑)後、帰りの箱根の旧街道で甘酒茶屋に立ち寄って日本ならではの磯辺と安倍川餅で腹ごなし。後でネットで調べて分かったのですが、この甘酒茶屋は、350 年の歴史、砂糖と添加物を一切使用していない甘酒、杵でつかれたお餅で有名だったのですね。腰のあるお餅の口ごたえは楽しみましたが、自然の風味の甘酒を堪能しなかったことが心残りです。次回訪れたときは是非試してみようと思います。 都内にてドクター・ナカさんとお別れを告げた後、締め括りはサンスイの渋谷店に立ち寄って、秋葉さんという店員さんをタカさんに紹介していただきシアトルの Kaufmann の店員さんへのお土産の調達です。お土産を調達している最中、タカさんからの先週に尺ヤマメを 2 尾上げた話で秋葉さんが喚声を上げているも、「ヘェー、やっぱりタカさんは凄いんだ」位にしか全くピンと来ていない私でしたが、でも一人で芦ノ湖に出掛けていたらまず坊主で帰ってきただろうことは想像がつきます。持つべきは頼りになる友ですね。 タカさん、ドクター・ナカさん、日本でのフライ・フィッシングの好い思い出を本当にありがとうございました。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

木曜日, 3月 06, 2008

ボーンフィッシュ・フライフィッシングのゴッド・ファーザー・プレビュー

シアトル・フライフィッシング・ショー: 共通の趣味を持つ人々との談笑」と題した記事の中で、YellowDog フライフィッシング・ツアー会社Confluence Films 社の設立者である Jim Klug 氏と談笑する機会があったことを書きましたが、Confluence Films 社の正式サイトへのリンクと今年の YellowDog フライフィッシング・ツアーによる夏季までのツアー内容がメールで送られてきました。 Confluence Films 社のサイトでは、製作フライフィッシング・フィルムのショート・プレビューが見れます。 その内の一つは、先の「シアトル・フライフィッシング・ショー: 共通の趣味を持つ人々との談笑」の記事中でも見れる YouTube のビデオと同じ、John Hazel 氏と Amy Hazel 女史が出演するスティールヘッド・フライフィッシングについてですが、もう一作はボーンフィッシュのフライフィッシングについてで、その遠浅で真っ青の海の映像美の中でのフライ・フィッシングのピース・フルなフィーリングの伝わり方も素晴らしいのですが、フィルムの中に登場するガイドのバンバン・クラブの Charlie Smith おじさんが、まさしくボーンフィッシュ・フライフィッシングのゴッド・ファーザーとして紹介されているようにもの凄くいい味を出しているんです。気の向いたときにでもご覧になってください。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

水曜日, 3月 05, 2008

イベント情報: Kaufmann Streamborn Spey Days 2008

3 月に入りましたね。というか、とうとう入ってしまいました(涙)と言うべきでしょうか。 ワシントンの多くの河川が禁漁のオフ・シーズンに既になっていたり、直ぐになる時期。 でも、フライフィッシャー達の熱意というか諦めの悪さは収まりませんよね。
やはりそのジレンマを狙ってでしょう(笑)、Kaufmann が Spey Days と題してイベントを催します。
以下が Kaufmann 主催によるスペイのイベント: Spey Days 2008 の詳細です。

  • 日時: 今週末の 3/8(土) - 9(日) 9:00AM - 4:30PM
  • 場所: Monroe の町よりハイウェイ 2 号線を東へ約 16 mile (24 分程度)行った所で、Skykomish 河にかかる High Bridge を過ぎた直後に右手にある公園。 公園内のパーキングは(お決まりの)フィッシング・ライセンスをダッシュ・ボードに置いておけば大丈夫です。
  • 内容:
    • キャスト・デモ デモンストレーターにはお馴染みの名前が連なっています。各 20 ~ 30 分のプレゼンテーション。 Simon Gawesworth, Way Yin, Dana Sturn, Scott O'Donnell, Mike McCune, Tyler Kushnir, Ed Ward, George Cook
    • 協賛メーカー: Sage, Scott, Loomis, Winston, CND, Burkheimer, Simms, Rio, Scientific Anglers, Air-Flo, Patagonia, Nautilus, Cloudveil, Abel 試し振り用竿も各種準備してあるそうです。
    • 何にもまして(笑)ランチとスターバックスのコーヒーが支給されるそうです。そして参加費無料。神様、ありがとう
  • こちらが Kaufmann のオフィシャルのサイトの案内です。
  • 昨年の Spey Days イベントの様子をネット上で写真としてアップしてあるものがありました。 どんな感じか伝わるのではないでしょうか。 2007 Spey Days の写真へのリンク

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

土曜日, 2月 23, 2008

フライフィッシング・フィルム・ツアーで大物釣りのイメージ・トレーニング?

  • 会場となったネプチューン映画館には勿論(同じような匂いのする? 笑)フライフィッシャー達の熱気であふれ満席状態でした。 内容はハリウッドのような大規模でなく小規模なプロダクション会社によって製作されたフライフィッシングを語るユニークで美しいフィルムの数々を上映して行くというものでした。 時々、都市で催される映画のインターナショナル・フィルム・フェスティバルがありますが、それをフライフィッシングを主題としたフィルムに限定したものと想像してもらえると雰囲気が分かると思います。上映は途中の休憩とくじ引きによる懸賞会を含め約 3 時間、やはり共通の趣味を持った人々の集まりとあって常時和気アイアイとしたムードに満ちていました。 共通の趣味の人達をターゲットとして絞ったフィルムによるエンターテイメントという形は今後色々と新しいものが出てくるかも知れません。
  • フィルムは、フライフィッシングを捉えたものですから勿論、目を見張り、息を呑み、歓声と羨みを含むため息などを観衆の中に引き起こす、タイト・ライン、曲がりしなったロッド、泣き叫ぶリール、スティールなどがファイティングの合間に見せる高々と舞い上がったジャンプ、ロッドをへし折るキング・サーモンを始めとする大物達など目白押しでした。それにも増して個人的に記憶に残ったのは世界各地の自然の、河川の、美しさ
    映画のスクリーンでみるフライフィッシングの
    フィルムは素直にいい。
    AEG の Bryan の MySpace で見つかる
    Trout Bum Diaries - Vol. 2 DVD
    ニュージーランド編のティージアー
    テレビやコンピューターの画面ではなく、やはり映画のスクリーンがいい。2 時間かそこら、世界各地からの美しい河川の景色の中にたたずむことができる。フライフィッシャーマンならば分かる自然との一体感を、更には映画館の中の他のフライフィッシャーマン達と共有できる。フィルムであるにも関わらず心を清めさせてもらいました。 私はボートからの釣りは個人的に好きではありません。釣っている傍を走って行くパワー・ボートにあまり良い印象を抱いてないせいなのか、それとも楽して誰でも釣れるような釣りはしたくないと無意識に思っているせいなのか、その理由は自分の事のくせしてよく分かりません。でも、水が存在していないのではないかと思えるほど透明な、ジン・クリアな、澄み切った川の流れや、家屋の全く見当たらない豊かな大自然の中をゆったり流れて行く河、あのような所をラフトに乗り流れていって、気の向いたポイントがあったらラフトを止めて竿を振るというような気ままな釣りができたらいいなぁと少し考えが変わりました。
  • 最後に、AEG より新しい DVD が近々発売されるようです。今度は、トラウトとは打って変わって、
    モンゴル奥地へタイメンを追いかけて
    フライフィッシュするものです。今回のフィルム・ツアーの一部として少し上映されましたが、"最高"に楽しめる内容でした。AEG のトラウト・バムの DVD は、好きになれなかった会社のオフィスに閉じ込められていた間、まさしく一日中コンピューター上で走らせていた私のなので、今度の DVD も要チェックです。期待して待っています。でも見ているだけでなく、実際に行かなくてはダメですよね(笑)。うーん、完全に負けてる。 そう思っていたら、実は AEG がフィッシング・ツアーのプロモーションも始めたようで、その第一弾になるのでしょうか、モンゴルでのタイメンのフライフィッシング・ツアーに取り組んでいることを見つけました。モンゴルのタイメンが呼んでいるのでしょうか(笑)。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

火曜日, 2月 05, 2008

シアトル・フライフィッシング・ショー: 共通の趣味を持つ人々との談笑(動画あり)

シアトル・フライフィッシング・ショウの会場入り口

先週末にシアトル・フライフィッシング・ショーを覘いてきました。
  • 一通りのメジャーなロッド、ライン、リールのメーカーの出展は勿論、将来のメジャーの一角を成すかもしれないカスタム・デザインの小規模メーカー、大小交々のフライショップ店のブース、主にアラスカ周辺からのガイド・サービス達のブースに加え、お試しキャスト・エリア、著名なフライフィッシャー達がフライを巻いているデモンストレーション等など、日本で開催されていたらお神輿が出ていたのではないかと思わせる程の盛況でした。
  • シアトル・フライフィッシング・ショウ会場に設けられたキャスト用エリア会場の真ん中には各出展ブースからのロッドとラインのお試しが出来るようにキャスト・エリアが設けられており、常時幾人かが自分のキャストの腕が突然上達したかのようにワクワク錯覚させる新しいテクノロジーに夢中になっていました。これだけのロッドやラインのメーカーが各社の製品を引っさげて出展しお試しキャスト・エリアもあるとなれば、気になるロッドやラインのあるフライフィッシャーにとっては絶好の機会だったのだろうと思います。ただ生憎とスペイを試し投げするだけの空間がなかったのは残念です。 その他にもラズベリーやブルーベリーの茨がそこらじゅうに群生するノースウェストの夏季のフライフィッシングに便利で携行品になりそうなウェーダー・セーバーや女性へのフライフィッシング・インストラクションやガイドのサービスの http://www.womensflyfishing.net"、エグゼクティブへフライフィッシングのガイドの最中に人生相談をする CPC の Tim 氏などユニークなブースも所々に。
  • 著名なスティールヘッダーであるハリー・レミア氏のバイスを用いないでフライを巻く様子と、氏の美しいスペイ・フライの数々をまさしく"鑑賞"できたことはとても幸運でした。
  • 更には、このブログの Deschutes river (OR) 情報のページでもご紹介した著名なスティールヘッダーの John Hazel 氏とその奥方でとてもチャーミングな Amy Hazel 女史に YellowDog フライフィッシング・ツアー会社Confluence Films 社の設立者である Jim Klug 氏を加えて四人でフライフィッシングのビデオやフィルムの新しいエンターテイメント・メディアとしての胎動と潮流について会話が弾んだことは楽しい思い出となりました。 右のビデオは、John Hazel 氏と Amy Hazel 女史が出演する Confluence Films 社によって製作された新しいフィルムのプレビューです。
  • フライ・フィッシングの本屋のブース内をブラブラと詮索していたところ一冊のスティールヘッディングの本が目に入ってきました: 「The Complete Steelheader」John Larison 氏著。暫く立ち読みしてみるととても内容が濃く勉強になり、現在出版されているスティールヘッディングの本の中でもこれからベストになると思います。 個人的に特に魅かれたのはスティールヘッドの居つく所とキャストの仕方を含めその居ついている場所への攻め方の説明が様々な例を含み具体的であることです。私のようなレベルのスティールヘッダーには必須の本で、何だか憐れみから私の為に書いてくれたような気さえしてきます。(笑)。
    シアトル・フライフィッシング・ショウ会場にて Mr. Kaufmann シアトル・フライフィッシング・ショウ会場にて Kaufmann の Ryan

    勿論 Kaufmann's streamborn のブースにも立ち寄って、居合わせたオーナーの Mr. Kaufmann 氏と奥さんや恋人である女性をどのようにすれば上手くフライフィッシングに巻き込むことが出来るのかなどの話題で談笑してきました。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

火曜日, 1月 29, 2008

オール・アバウト・スペイで竿との会話のレッスン

  • Northwest cascade mountains and Skykomish river バックにノース・ウェストのカスケード山脈、脇を走る線路に響く貨物列車の警笛、そして昔の西部の町の雰囲気をまだどこかに感じさせ点在する町の間を繋ぐように流れるスカイコミッシュ河。絵になる周囲の景観の中、スカイコミッシュ河の湛えるグレーシャーからの澄んだ雪解け水の流れを逞しく、空に目掛けそびえ立つノース・ウェストのカスケード山脈を目掛け、ある種、気のふれる一歩手前の求道者が汚染や虚飾の無い純粋な美しさを求めて行くかのように、遡上して行くスティールヘッドサーモン。そのような遡上魚達、特にスティールヘッドに親近感か、同情からか、羨み、もしくはその逞しさへの憧れからか魅せられたフライ・フィッシャー達。 ともすると個に陥りがちなそのようなフライ・フィッシャー達の憐れな習性を知ってか、スカイコミッシュ河沿いにある教会を中心にした町並みのモンローという町で、「オール・アバウト・スペイ」と銘打って毎週日曜日にスペイの集いを兼ねたクラスを皆のために無料で催している「オール・アバウト・フライ」というフライフィッシング店があります。 新しいフライフィッシングのエンターテイメントの形を創り出した AEG によるトラウト・バム・ダイアリーの DVD(残念ながら日本語には未だ翻訳されていません) にも一部出演しているロンが経営し、マイク・キインニー氏も「オール・アバウト・フライ」店を通じてフィッシング・ガイドのサービスを提供すると同時に「オール・アバウト・スペイ」のクラスのインストラクターも務めています。 つい最近、その「オール・アバウト・スペイ」のスペイ・サークルに通い始めました。
  • マイク・キインニー氏との出会い
    「オール・アバウト・フライ」店の存在は、昨年の夏に Yasu さんとスカイコミッシュへ釣りに来たときに待ち合わせ場所としたときに初めて知って、そのときに偶然にも店番をしていたのがマイク・キインニー氏でした。Yasu さんから著名なスティールヘッダーでスペイの先駆者の一人でもあるんだよと教えて貰いましたが、マイク氏の淡々とした応対とややノッタリとした話し方が彼のやや小太りの体躯の印象とオーバーラップして、教えてもらったような実力者であることは想像できませんでした。 ただ日本で開催されたセミナーにインストラクターとして招待され厚く待遇されたことを好印象に思っていることから日本贔屓のようで、お店が暇だったこともあり親切に色々と話を聞かせてくれた上にYasu さん共々マイク氏自作のフライを無料でくれたので好意を寄せたのを覚えています。 そのときに毎週日曜日の「オール・アバウト・スペイ」の集いのことも知り、それ以来覘きに出掛けようと度々思うことはあっても、むしろ釣りに出掛けてしまうような始末だったのですが、昨年暮れトンプソンへスティールヘッディングにご一緒した Nii さんが「オール・アバウト・スペイ」の常連さんでどのような感じか話を聞き、改めて興味が湧いて試してみる気になった次第です。 スペイ・キャストの向上と新しいフィッシング仲間が広がってしかも無料とくれば、やはり試さない手はないですよね。
  • TFO のディァ・クリーク・シリーズ TF 8/9 136 4DC について
    早速、マイク氏からはシングル・スペイのバックキャストの早々からロッドに負荷をかけるようにアンダーハンドを使うことを指摘され、次にバックキャストの最中にロッドに最大限の負荷がかかるようにすることと自分の体を使ってではなくロッドに出来るだけ仕事をさせる感覚を養うために可能な限りゆっくりとキャストをする練習を教えてもらいました。 「オール・アバウト・スペイ」の集いではスペイ竿を持っていない人や他のスペイ竿を試してみたい人のために常時数種類の竿何本かが用意してあります。その中にマイク氏がデザインに関わった TFOディァ・クリーク・シリーズの TF 8/9 136 4DC も CND の GPS ラインとのコンビネーションで使用できるものがあり、「オール・アバウト・スペイ」での練習で使わせてもらっています。 TF 8/9 136 4DC の振った感じは根元が柔らかく竿先が硬めの作りに感じ、やや重いことも手伝って根元からの竿の曲がり具合がダイレクトに感覚として伝わるような、竿との会話がしやすいとでも言えばよいでしょうか、振っていて楽しくなってくる竿です。 特に出来るだけゆっくりと振ってもロッドに加わる負荷を失わないよう感じ取るには、私の所有するレディントンのレッドフライのような硬めの竿ではとても難しく、同じ CND の GPS のラインと使っている TFO のプロフェッショナル・シリーズの TFO 08 126 4P でも竿が軽く、しなりの調子も TF 8/9 136 4DC に比べてずっと一本調なので、手に重さとして感じる竿の曲がり具合の伝わり方も当然軽くなってしまい、やはり TF 8/9 136 4DC の方が、そのようなキャストの練習には最適に思われます。 シングル・スペイのバックキャストの早々からアンダーハンドを使ってロッドに負荷をかけるのは、スイッチ・キャストの練習をカウリッツで一生懸命に行っていたときの竿の扱い方を再び思い出させるものでしたが、手の動きに依らずにしかもゆっくりキャストしてもロッドに負荷がかかっているように振る練習では、ラインと水の張力に体重移動による負荷が掛かるように、そしてその張力が外れたときの竿の反発力を失わないように同調から共振して竿がさらに曲がるような体の使い方、リズム、感覚を養うのにとても役立ちます。 おかげで体をずっと使わずに済み楽に振ることのできる効率の良いキャストの仕方が分かってきました。ただその感じを全く竿の調子の異なるレッドフライでも生かそうとするにはもう少しの練習が必要です。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

金曜日, 1月 25, 2008

シアトル・フライ・フィッシング・ショウのお得情報(笑)

2 月 1日(金),2日(土),3日(日)の 3 日間、Bellevue にて開催される恒例のフライフィッシング・ショウですが、Kaufmann's も出店するようです。そして Kaufmann's で小耳に挟んだ話ですが、前のモデルのウェーダーやブーツなどの品々を半額程度で販売するようです。50%引きですよ、前モデルとはいえ。 他のフライ・フィッシング・ショップも似たように出店するのでしょうね。 ウーン、割引セールに屯する女性の心理が少し分かったような気がします。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

木曜日, 1月 10, 2008

シアトル・フライフィッシング・ショウ

2 月 1日(金),2日(土),3日(日)の 3 日間、Bellevue にて例年のフライフィッシング・ショウが開催されます。 詳細(ゲスト・セミナー・スケジュール、料金、開催場所等)は http://www.flyfishingshowwest.com/Seattle.html にて確認できます。 スペイ教材 DVD のページで紹介している教材の中で見受けられる顔からも、お馴染みのサイモン ゴーズワース氏、「Spey Casting Secrets」出演のジョージ クック氏、「Spey Casting Secrets」と「Spey to Z」出演で 3M サイエンティフィク・アングラーズのスペイ・チーム・メンバーとして活躍のウェイ イェン氏が参加予定の他、3M のトラウトのマスター・シリーズ・ビデオに出演していた Rick Hafele 氏、シングルハンド・キャスティングの飛距離競技会の金メダリストでエコー 2 フライ・ロッド・デザイナーの Tim Rajeff 氏、Sage のロッド・デザイナーの Jerry Siem 氏を始め、そうそうたるゲストが揃って各専門分野のセミナーを提供する模様です。 何にも増して、フライフィッシングという共通の趣味を持つ仲間の輪が広がるのはいつも嬉しく、その為には絶好の機会なので、是非覗いてみようと思っています。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』