火曜日, 1月 29, 2008

オール・アバウト・スペイで竿との会話のレッスン

  • Northwest cascade mountains and Skykomish river バックにノース・ウェストのカスケード山脈、脇を走る線路に響く貨物列車の警笛、そして昔の西部の町の雰囲気をまだどこかに感じさせ点在する町の間を繋ぐように流れるスカイコミッシュ河。絵になる周囲の景観の中、スカイコミッシュ河の湛えるグレーシャーからの澄んだ雪解け水の流れを逞しく、空に目掛けそびえ立つノース・ウェストのカスケード山脈を目掛け、ある種、気のふれる一歩手前の求道者が汚染や虚飾の無い純粋な美しさを求めて行くかのように、遡上して行くスティールヘッドサーモン。そのような遡上魚達、特にスティールヘッドに親近感か、同情からか、羨み、もしくはその逞しさへの憧れからか魅せられたフライ・フィッシャー達。 ともすると個に陥りがちなそのようなフライ・フィッシャー達の憐れな習性を知ってか、スカイコミッシュ河沿いにある教会を中心にした町並みのモンローという町で、「オール・アバウト・スペイ」と銘打って毎週日曜日にスペイの集いを兼ねたクラスを皆のために無料で催している「オール・アバウト・フライ」というフライフィッシング店があります。 新しいフライフィッシングのエンターテイメントの形を創り出した AEG によるトラウト・バム・ダイアリーの DVD(残念ながら日本語には未だ翻訳されていません) にも一部出演しているロンが経営し、マイク・キインニー氏も「オール・アバウト・フライ」店を通じてフィッシング・ガイドのサービスを提供すると同時に「オール・アバウト・スペイ」のクラスのインストラクターも務めています。 つい最近、その「オール・アバウト・スペイ」のスペイ・サークルに通い始めました。
  • マイク・キインニー氏との出会い
    「オール・アバウト・フライ」店の存在は、昨年の夏に Yasu さんとスカイコミッシュへ釣りに来たときに待ち合わせ場所としたときに初めて知って、そのときに偶然にも店番をしていたのがマイク・キインニー氏でした。Yasu さんから著名なスティールヘッダーでスペイの先駆者の一人でもあるんだよと教えて貰いましたが、マイク氏の淡々とした応対とややノッタリとした話し方が彼のやや小太りの体躯の印象とオーバーラップして、教えてもらったような実力者であることは想像できませんでした。 ただ日本で開催されたセミナーにインストラクターとして招待され厚く待遇されたことを好印象に思っていることから日本贔屓のようで、お店が暇だったこともあり親切に色々と話を聞かせてくれた上にYasu さん共々マイク氏自作のフライを無料でくれたので好意を寄せたのを覚えています。 そのときに毎週日曜日の「オール・アバウト・スペイ」の集いのことも知り、それ以来覘きに出掛けようと度々思うことはあっても、むしろ釣りに出掛けてしまうような始末だったのですが、昨年暮れトンプソンへスティールヘッディングにご一緒した Nii さんが「オール・アバウト・スペイ」の常連さんでどのような感じか話を聞き、改めて興味が湧いて試してみる気になった次第です。 スペイ・キャストの向上と新しいフィッシング仲間が広がってしかも無料とくれば、やはり試さない手はないですよね。
  • TFO のディァ・クリーク・シリーズ TF 8/9 136 4DC について
    早速、マイク氏からはシングル・スペイのバックキャストの早々からロッドに負荷をかけるようにアンダーハンドを使うことを指摘され、次にバックキャストの最中にロッドに最大限の負荷がかかるようにすることと自分の体を使ってではなくロッドに出来るだけ仕事をさせる感覚を養うために可能な限りゆっくりとキャストをする練習を教えてもらいました。 「オール・アバウト・スペイ」の集いではスペイ竿を持っていない人や他のスペイ竿を試してみたい人のために常時数種類の竿何本かが用意してあります。その中にマイク氏がデザインに関わった TFOディァ・クリーク・シリーズの TF 8/9 136 4DC も CND の GPS ラインとのコンビネーションで使用できるものがあり、「オール・アバウト・スペイ」での練習で使わせてもらっています。 TF 8/9 136 4DC の振った感じは根元が柔らかく竿先が硬めの作りに感じ、やや重いことも手伝って根元からの竿の曲がり具合がダイレクトに感覚として伝わるような、竿との会話がしやすいとでも言えばよいでしょうか、振っていて楽しくなってくる竿です。 特に出来るだけゆっくりと振ってもロッドに加わる負荷を失わないよう感じ取るには、私の所有するレディントンのレッドフライのような硬めの竿ではとても難しく、同じ CND の GPS のラインと使っている TFO のプロフェッショナル・シリーズの TFO 08 126 4P でも竿が軽く、しなりの調子も TF 8/9 136 4DC に比べてずっと一本調なので、手に重さとして感じる竿の曲がり具合の伝わり方も当然軽くなってしまい、やはり TF 8/9 136 4DC の方が、そのようなキャストの練習には最適に思われます。 シングル・スペイのバックキャストの早々からアンダーハンドを使ってロッドに負荷をかけるのは、スイッチ・キャストの練習をカウリッツで一生懸命に行っていたときの竿の扱い方を再び思い出させるものでしたが、手の動きに依らずにしかもゆっくりキャストしてもロッドに負荷がかかっているように振る練習では、ラインと水の張力に体重移動による負荷が掛かるように、そしてその張力が外れたときの竿の反発力を失わないように同調から共振して竿がさらに曲がるような体の使い方、リズム、感覚を養うのにとても役立ちます。 おかげで体をずっと使わずに済み楽に振ることのできる効率の良いキャストの仕方が分かってきました。ただその感じを全く竿の調子の異なるレッドフライでも生かそうとするにはもう少しの練習が必要です。

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金曜日, 1月 25, 2008

シアトル・フライ・フィッシング・ショウのお得情報(笑)

2 月 1日(金),2日(土),3日(日)の 3 日間、Bellevue にて開催される恒例のフライフィッシング・ショウですが、Kaufmann's も出店するようです。そして Kaufmann's で小耳に挟んだ話ですが、前のモデルのウェーダーやブーツなどの品々を半額程度で販売するようです。50%引きですよ、前モデルとはいえ。 他のフライ・フィッシング・ショップも似たように出店するのでしょうね。 ウーン、割引セールに屯する女性の心理が少し分かったような気がします。

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木曜日, 1月 10, 2008

シアトル・フライフィッシング・ショウ

2 月 1日(金),2日(土),3日(日)の 3 日間、Bellevue にて例年のフライフィッシング・ショウが開催されます。 詳細(ゲスト・セミナー・スケジュール、料金、開催場所等)は http://www.flyfishingshowwest.com/Seattle.html にて確認できます。 スペイ教材 DVD のページで紹介している教材の中で見受けられる顔からも、お馴染みのサイモン ゴーズワース氏、「Spey Casting Secrets」出演のジョージ クック氏、「Spey Casting Secrets」と「Spey to Z」出演で 3M サイエンティフィク・アングラーズのスペイ・チーム・メンバーとして活躍のウェイ イェン氏が参加予定の他、3M のトラウトのマスター・シリーズ・ビデオに出演していた Rick Hafele 氏、シングルハンド・キャスティングの飛距離競技会の金メダリストでエコー 2 フライ・ロッド・デザイナーの Tim Rajeff 氏、Sage のロッド・デザイナーの Jerry Siem 氏を始め、そうそうたるゲストが揃って各専門分野のセミナーを提供する模様です。 何にも増して、フライフィッシングという共通の趣味を持つ仲間の輪が広がるのはいつも嬉しく、その為には絶好の機会なので、是非覗いてみようと思っています。

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