土曜日, 3月 22, 2008

日本でお初フライ・フィッシング

暫く日本に帰省していました。 その間に 1 日だけ釣り仲間でドライ・フライ・Bum のタカさんのガイドで芦ノ湖に行ってきました。実は、私はアメリカでフライ・フィッシングを始めたので、日本では初フライ・フィッシングです。なので坊主だけは避けたいところです。 目次

  1. 黄門さんに落ちる黒雲
  2. スーパーマンのスーパー・ビジョンに助けられタイト・ライン
  3. 帰りの寄り道での喚声
  • 黄門さんに落ちる黒雲
    朝の 5 時にタカさんに迎えにご足労願い、それからタカさんの幼馴染で釣り仲間でもある ドクター・ナカさんをピックアップした後で芦ノ湖に向かいましたが、早朝からの渋滞に目を剥きました。アメリカでは絶対に考えられない曜日の時間帯での自然渋滞の歓迎です。(先の話であってほしいのですが)やはり日本で先祖の墓を見守りながら自らの骨を埋めることを思っていても、週末でこの渋滞ではアメリカ暮らしが長くなっている私には心安らかな老後は望めないかもしれません(笑)。などと自分の将来について募る不安も、タカさんのレガシーに搭載されているカー・ナビの機能に子供のように興味津々になってすっかりどこへやら。
    FlyFishing friends on spring Ashino lake
    今回は道具から足から釣り場のポイントまで全て一切タカさんにお世話になり、すっかり手ぶらでお供を連れたお気楽な水戸の黄門様にでもなったような釣りです。しかも芦ノ湖では朝の冷え込みがあるものの気持ち好い快晴。釣りには曇天がいいかなと思いつつも、雲ひとつ見当たらないお天気にすっかり影響され晴れ晴れとした気分になり、思わず「ハッハッハッハッ」と黄門様のような高笑いでも出そうな心地になっていたところ、タカさんとドクター・ナカさんご両人口をそろえて「風が無い、まずいな。」「昨日、一昨日の雨で水温下がってたぞ。」見えない黒雲が俄かに出てきました。心の中で目標のバーを下げて「まぁ、天気も好いし、湖に落ちなければいいか」と気を取り直して、出港。その矢先に、手漕ぎボートに乗り込んだドクター・ナカさんが、牽引される勢いあまって危うくドボン。私はその後しっかりライフ・ジャケットの確認をしました。
  • スーパーマンのスーパー・ビジョンに助けられタイト・ライン
    芦ノ湖には先客のフィッシャーマンの方々がいらっしゃいました。しかも湖広しといえども何故か皆さんキャンプ場から早川水門の辺りにかたまっていらっしゃいます。タカさん曰くここら辺が一番よく釣れるとのこと。そう言われても、この広い湖の一箇所に朝早くこれだけの釣り人の数がと私には日本とアメリカの釣り事情の違いに再び驚きでした。 驚きはそれだけで済まず、タカさんが効果的なフライは勿論、湖のそのポイントでの水深、水底の地形、水の流れ、最適な水温、さては良好な風向きまで教えてくれます。このお方、カー・ナビならぬ釣り・ナビでも作られたほうが成功されるのではないだろうかと思いながら尊い教えを授かっていました。感謝感激です、南無阿弥陀仏、タカさん。 でも自然条件だけはどうにもならず、水温、風量、風向ともに芳しくないためか虚しく軽いラインを手繰るだけを繰り返しますが、何故か心は観光気分だって周りの方々もまったく釣れている様子が見れないのですから。全然気になりません。鳶か鷲が低空で輪を描いて魚を狙っているのを眺めながら長閑な気分に浸り、バンバン・クラブの Charlie Smith おじさんのようなニタニタ笑顔を浮かべ、釣り友達と共有する一時を楽しんでいる私でしたが、ガイド役のタカさんは申し訳なく感じてくれたのか、湖の幅が狭まる浅場の胴切が流れも水温も良好だろうとの提案で移動。
    Dr.N caught fish at Ashino lake
    ここでも水草の生えている場所などスーパー・ビジョンを持つスーパーマンではないかと思わせるアドバイスをタカさんがしてくれます。タカさんの読み鋭く、移動後早々にドクター・ナカさんにヒットです。私達の胸も期待に膨らみキャストにも熱が入りましたが魚からスカンを食らわされただけでした。そうなると再びタカさんから水温と風向きから桃源台の辺りに魚が移動しているだろうと場所変えの掛け声が走ります。 移動後、ハイソなドクター・ナカさんに惹きつけられるように気品ある(笑)スワン・ボートの円陣が彼の手漕ぎのボートを囲んでいる景色に思わずタカさんと二人してプーッと吹き出して力が抜けたのが効いたか、私がタイト・ラインを味わい無事トラウトを取り込むことができました。
    Mr.T caught fish at Ashino lake
    久しぶりの日本で快晴の日に蕎麦とビールを肴に仲間と釣り談義で過ごす昼食は本当のご馳走でした。しかも坊主を免れることができた安心もあってすっかり春日和の日本を満喫しました。 昼食後は引き続き桃源台の辺りで竿を振り始め、ガイドとしてのプレッシャーから解放されたからかタカさんも次々と面目躍如のヒットとタイト・ライン。
  • 帰りの寄り道での喚声
    午後 4 時迄芦ノ湖で竿を振り、ドクター・ナカさんが一番釣り上げたという釣り師として重要な事の白黒をハッキリつけた(笑)後、帰りの箱根の旧街道で甘酒茶屋に立ち寄って日本ならではの磯辺と安倍川餅で腹ごなし。後でネットで調べて分かったのですが、この甘酒茶屋は、350 年の歴史、砂糖と添加物を一切使用していない甘酒、杵でつかれたお餅で有名だったのですね。腰のあるお餅の口ごたえは楽しみましたが、自然の風味の甘酒を堪能しなかったことが心残りです。次回訪れたときは是非試してみようと思います。 都内にてドクター・ナカさんとお別れを告げた後、締め括りはサンスイの渋谷店に立ち寄って、秋葉さんという店員さんをタカさんに紹介していただきシアトルの Kaufmann の店員さんへのお土産の調達です。お土産を調達している最中、タカさんからの先週に尺ヤマメを 2 尾上げた話で秋葉さんが喚声を上げているも、「ヘェー、やっぱりタカさんは凄いんだ」位にしか全くピンと来ていない私でしたが、でも一人で芦ノ湖に出掛けていたらまず坊主で帰ってきただろうことは想像がつきます。持つべきは頼りになる友ですね。 タカさん、ドクター・ナカさん、日本でのフライ・フィッシングの好い思い出を本当にありがとうございました。

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木曜日, 3月 06, 2008

ボーンフィッシュ・フライフィッシングのゴッド・ファーザー・プレビュー

シアトル・フライフィッシング・ショー: 共通の趣味を持つ人々との談笑」と題した記事の中で、YellowDog フライフィッシング・ツアー会社Confluence Films 社の設立者である Jim Klug 氏と談笑する機会があったことを書きましたが、Confluence Films 社の正式サイトへのリンクと今年の YellowDog フライフィッシング・ツアーによる夏季までのツアー内容がメールで送られてきました。 Confluence Films 社のサイトでは、製作フライフィッシング・フィルムのショート・プレビューが見れます。 その内の一つは、先の「シアトル・フライフィッシング・ショー: 共通の趣味を持つ人々との談笑」の記事中でも見れる YouTube のビデオと同じ、John Hazel 氏と Amy Hazel 女史が出演するスティールヘッド・フライフィッシングについてですが、もう一作はボーンフィッシュのフライフィッシングについてで、その遠浅で真っ青の海の映像美の中でのフライ・フィッシングのピース・フルなフィーリングの伝わり方も素晴らしいのですが、フィルムの中に登場するガイドのバンバン・クラブの Charlie Smith おじさんが、まさしくボーンフィッシュ・フライフィッシングのゴッド・ファーザーとして紹介されているようにもの凄くいい味を出しているんです。気の向いたときにでもご覧になってください。

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水曜日, 3月 05, 2008

イベント情報: Kaufmann Streamborn Spey Days 2008

3 月に入りましたね。というか、とうとう入ってしまいました(涙)と言うべきでしょうか。 ワシントンの多くの河川が禁漁のオフ・シーズンに既になっていたり、直ぐになる時期。 でも、フライフィッシャー達の熱意というか諦めの悪さは収まりませんよね。
やはりそのジレンマを狙ってでしょう(笑)、Kaufmann が Spey Days と題してイベントを催します。
以下が Kaufmann 主催によるスペイのイベント: Spey Days 2008 の詳細です。

  • 日時: 今週末の 3/8(土) - 9(日) 9:00AM - 4:30PM
  • 場所: Monroe の町よりハイウェイ 2 号線を東へ約 16 mile (24 分程度)行った所で、Skykomish 河にかかる High Bridge を過ぎた直後に右手にある公園。 公園内のパーキングは(お決まりの)フィッシング・ライセンスをダッシュ・ボードに置いておけば大丈夫です。
  • 内容:
    • キャスト・デモ デモンストレーターにはお馴染みの名前が連なっています。各 20 ~ 30 分のプレゼンテーション。 Simon Gawesworth, Way Yin, Dana Sturn, Scott O'Donnell, Mike McCune, Tyler Kushnir, Ed Ward, George Cook
    • 協賛メーカー: Sage, Scott, Loomis, Winston, CND, Burkheimer, Simms, Rio, Scientific Anglers, Air-Flo, Patagonia, Nautilus, Cloudveil, Abel 試し振り用竿も各種準備してあるそうです。
    • 何にもまして(笑)ランチとスターバックスのコーヒーが支給されるそうです。そして参加費無料。神様、ありがとう
  • こちらが Kaufmann のオフィシャルのサイトの案内です。
  • 昨年の Spey Days イベントの様子をネット上で写真としてアップしてあるものがありました。 どんな感じか伝わるのではないでしょうか。 2007 Spey Days の写真へのリンク

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