木曜日, 3月 29, 2007

スペイ・キャスティングの練習

新しく届いた竿は誰でもやはり早いとこ振りたくなります。生憎と周辺の河は禁漁になっているので実際のフライフィッシングはおあずけで、暫くは公園にて基本の練習です。 先ずは Derek Brown 氏のビデオで見たロッドを左右に振ってラインで D ループを形作る練習です。主にバック・ストローク(後方への振り)で大きな D ループを作り、その重みをフォワード・ストローク(前方への振り)で利用する感覚を養うための練習になります。この基礎練習で色々と試し反復することで以下の事の習得を目指します。

  • リキまない
  • リズム
  • トランクの曲がる感覚
  • 最適な竿先の高さとフラットな軌道
  • ストロークの終りで竿先が少し持ち上がるようにする
  • D ループのサイズのコントロール
  • アンカー部分のラインがブラディ L とならないようにする
この練習の目的は、通常のキャストにおけるバック・ストロークで D ループを作るリズムです。 ということで、次の段階として今まで左右に竿をブラブラ振っていたのに、フォワード・ストロークを加えます。スィッチ・キャストの初歩の練習です。 ロッドを左右に振る練習にのめり込むと竿の曲がる感覚がはっきりしてきて、それを最大限利用するための周期的なテンポができてくるのですが、スィッチ・キャストの初歩の練習になると途端にその感覚が失せてしまいます。もっと練習しないと駄目ですね。 この基礎練習をしていて D ループのサイズがある時点からタイトになったのですが、後で "Spey Casting Secrets" のビデオの中でサイモン ゴーズワース氏が「ランニング・ラインが竿先から出ていると D ループのサイズがタイトになり、ラインの勢いも小さくなる」と述べているのを観て納得しました。ランニング・ラインが竿先からある程度の出ると、その部分は重みがないのでキャスティングはとたんに難しくなりました。それから、やはりバックハンドのフォワード・ストロークは変な感覚です。 暫くスィッチ・キャストの練習をした後は、シングル・スペイ、ダブル・スペイ、スナップ T、スネーク・ロールの各種キャストで遊びました。スィッチ・キャストでは釣りができませんからね。中でもスネーク・ロールは他のキャストより目立ったダイナミックな動きなので練習していて楽しく、思ったように行くと嬉しいものです。それにダイナミックな分、竿の曲がり具合をもっと実感できるのでタイミングが他のキャストより分かり易いのも手伝って夢中になりました。やはりシングル・ハンド・ロッド同様、ラインが長くなると思うように行きませんね、ラインが背中に当たったりしました。 また、後日に ORVIS で 9 ~ 11 番用のシンクティプを購入し、公園で練習してみたのですが、クラス 5 (シンキング・レート 5 inc/sec) の方は重くて、シンクティプの部分だけ動きが全く別物になってしまい、ターン・オーバーどころか、とてもスムースにラインが真っ直ぐ伸びて行くという訳にはとてもいきませんでした。 しかし、Kaufmanns で購入した AirFlo の Polyleader では 10 feet の Extra Super Fast Sinking (6.1 inc/sec) でも気持ちよくターン・オーバーしてくれます。ただし Polyleader は先に行く程細くなっているので、巧くフライが沈むように先導するのか疑問の残るところです。錘の入ったフライを使えば問題ないのでしょうが。更に特に流れが少しでも均一でないタービュランスのあるところでは、太さが両端通して同一な ORVIS のシンクティプの方が AirFlo の Polyleader よりもフライを魅力的に見せるように思われます。 後日談としてですが、各スペイ・キャスティング・ビデオでシングル・スペイ、ダブル・スペイ、スナップ T、スネーク・ロールとはどういう動きか予習しておいたことと、公園で練習しておいたことはとても良かったと思います。一番良いのは河川で練習することでしょうが、禁漁期間中に河川で練習するとたとえ釣針の変わりに yarn が付いていても疑いをかけられて揉め事の原因になりかねないですし、それに河川に立ってしまうとどうしても釣りたくなって Fly を付けるのが落ちです。そうなると慣れないうちは危ないこともあります。

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