土曜日, 6月 30, 2007

Skykomish river でフライ・フィッシング(動画有り)

  • スカイコミッシュ (Skykomish) 川の人気
    正直、カウリッツ河への片道 2 時間半のドライブにも食傷気味なので、地元のスカイコミッシュ川へ状況チェックを兼ねて出掛けることにしました。USGS の Web サイトに依ると、これまで例年より高かった水位が漸く落ち着いてきたようです。 スノクゥォミ (Snoqualmie) 川とスノホミッシュ (Snohomish) 河の袂を分けるスカイコミッシュ川ですが、スノクゥォミ川が各分流に枝分かれするまで比較的市街地近くを流れるのと異なって、未だ人家まばらな所の多いベーカー山の麓を流れた後、各分流に枝分かれする頃には清んだ渓流の景観を醸し出しながらベーカー山国立森林公園へとその源を辿ります。また、スノクゥォミ川のような途中に大きな滝のないこともあってか、スノクゥォミ川よりもスティールヘッドの遡上数は多いようです。 ただシアトルから約 1 時間から 2 時間の圏内で景色も美しいことから、夏場は友達、カップル、親子連れの面々の川遊びやカヤックやゴム・ボートでの川下りに人気の場所であることに加え、トラウトは言うに及ばず、数種のサーモンとスティールヘッドの比較的良い釣りができるので、シーズンの週末ともなると場所によってはモーター・ボートのラッシュにも見舞われるのが玉に瑕のスカイコミッシュ川です。
  • 右手バンクのスペイに苦しむ
    · シアトル近郊の河川は以南のカウリッツ(Cowlitz)河やカラマ(Kalama)川よりもスティールヘッドの本格的シーズン到来に約一ヶ月遅れるので、比較的下流の Monroe の街に近い所でフライを流すことにしました。 · 朝の 6:30AM に着いたポイントではギア組みの釣り人が確認できるだけで 3 人程既に竿を立てていました。その内の一人と言葉を交わしたところ、先週にここでスティールを釣り上げたとのこと。期待しないようにと自分に言い聞かせても、自然とワクワクしてきているのに気がつきます。 · ただ、先客の 3 人の釣り人の邪魔にならない範囲でのフライ・ウォーターとなると限られ、その後時間の経つにつれて川遊びの家族連れもチラホラ現れるようになって、そこのポイントでは右手側が川岸のスペイに苦しんだだけというような展開になりました。他のポイントを探しに川沿いのトレイルを下流に歩いて行くと、幸運にもフライ・ウォーターとなるような 2 箇所で竿を振れる所を見つけたので、先の右手バンクのスペイの続きを行いました。ヤキマ (Yakima) 河で初めてダブルハンドの竿を振ったときを除いて、カウリッツ(Cowlitz)河でもスノクゥォミ(Snoqualmie)川でも左手側が川岸だったので、どうも右手バンクはやはり落ち着きません。しかも川岸には茂った木々が時には頭上まで迫り出しているので右手上のスネーク・ロールやダブル・スペイではバックを取ることができず、主に右手上ならばバックハンドか左手上でのシングル・スペイを強要されます。今迄右手上ばかりで、特にカウリッツ河ではその河幅からブン投げないとならず、左の背筋が腫上がって、帰りの車でシートに当たり偏って座っているような状態になる程に身体のバランスが崩れてきていたので好都合といえば好都合でしたが。
  • 別の自己満足の日
    フライ・フィッシングの楽しみは色々ありますが、自己満足できる要素の多いことも魅力の一つではないでしょうか。キャスティング、ライン・コントロール、プレゼンテーション、フライ・タイイング、流れの読み方と自分だけの知るポイントを見つける楽しみ、ハッチの読み方、フッキングにランディング、そしてリリース、周りの美しい風景など。各要素毎に思い描いたように事が運んだときの嬉しさ、不快な経験からの改善、それからちょっとした気づきやタイミングからの新鮮な発見や疑問の解消、それらがフライ・フィッシングに出掛ける度に自分なりに成し遂げられますよね。勿論、釣れる魚が自分の思っているような、あわよくばそれ以上の魚ならば何も言うことは無いですが(笑)。 左手上のスペイ・キャストに悪戦しながらでしたが、この日も、青い晴天の下、8 匹の子ガモを連れたカモの一隊が川岸を長閑に泳いで行くのや、2 匹のアゲハ蝶がヒラヒラと空中でダンスを見せながら顔の前を横切って行ったり、さては反対岸に 2 匹の鹿が現れ草を食んでいるのを朗らかに楽しんでいました(見ずらいかもしれませんが下のビデオはその鹿を撮影したものです)。 そこへ、反対岸のやや深そうなランをポートで上り下りして攻めていたギア組みの連中から歓声が上がりました。思わず目を移すと、一人の竿が弓なりにしなっている先で、日の光を反射してキラキラと輝く所々の水面より一層強く銀ピカに光を放ちながら 80cm 程のスティールヘッドが水面上で体を反転させるように小さくジャンプしていました。 それからはやはり俄然はりきって、 右手の変な所にできたマメの皮がむけるまで主に左手上のシングル・スペイを半日投げ込み、日が高くなり釣果が期待できなくなったのと、ウェーディングできる流速と水深の限度まで来た所で竿を畳みました。 結局、思うようにいかない左手上のスペイ・キャストと釣れないスティールヘッドの苛立ちにも拘らず、周りの豊かな自然に慰められたおかげで、清々しい初夏の一日の体験になりました。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

水曜日, 6月 20, 2007

Snoqualmie river でフライ・フィッシング

Snoqualmie river night

  • To home river
    地元の河川が解禁される 6 月。スノクゥォミ(Snoqualmie)川の馴染みの場所へご挨拶に夕方出かけました。この時期、ワシントン州は日が長く夜の 10 時でも薄暗い程度なので、地元のスノクゥォミ川ならば 7 時前に出掛ければ 2~3 時間は竿が振れます。 スノクゥォミ川では、サマー・ランのスチールヘッドには一般的に時期尚早なのですが、カラマ川で高橋さんがあれだけの数のスチールヘッドを目撃したので、スノクゥォミ川でも可能性が皆無ではないように思われ、それに車で 20 分と何より近いんだからと都合の好い言い訳で、スチールヘッドのことばかり最近考えている自分を後ろめたく感じる思いを捩じ伏せての外出でした。
  • Almost 手繰りフィッシング No.2
    今回はダブル・ハンドの竿で、今までとは違った所を探ることができるので、スノクゥォミ川で新鮮な味わいと期待を楽しむことができます。実際、今までの幾つかのポイントへは川を渡らなければならないのですが、その為にはもう暫く水位が下がるまで待たなければならず、これまでならばその為にポイントがとても限られてしまうところですが、ダブル・ハンドのおかげで今まで届かなかった所を試してみることができるので、この時期に馴染みの川を楽しめることは嬉しい限りです。 やっぱりホーム・リバーで竿を振るのはいいものです。 スウィングさせていると、稀に軽いペッキング(pecking:つつき)を感じます。レジデントのレインボーが挨拶に来てくれているようです。実際、一度ラインの先のフライとティペットの状態を確認するのにラインを手繰って、いざフライに手が届かという時、フライの背後から突進して来るレインボーが現れ、大きな口をあけて勢いよくフライに食いつこうとする余り、もう少しで私の股間に。ハッとする瞬間でした(笑)。
  • Haunted by Chrome Summer
    9 時近くでしょうか、そろそろ辺りに日の沈み始めた気配が漂う頃、スウィングに意識を集中していると、突然、ドボン。右手の竿先程の足元でボーリングの球でも落としたような音がしたので視線を向けたものの、大きく波打つ波紋の動きしか確認できず、スウィングするラインに目を戻すと今度は下流で、夕闇の中、ギンピカの体を棹立ちにしてスチールがジャンプ、ドボン。更に下流で、またジャンプ、ドボン。まるで生まれ故郷に帰り着いたことを大喜びしているかのように。 多分、サマー・ランの先頭集団の一尾でしょう。しかし、未収穫の私にとっては "Catch me if you can." とでも言っているようにも見えるのが恨めしい。 ジャンプしていたスチールは下流へ随分行ってしまったのでどうしようもありませんが、スチールヘッドは集団で行動する習性があるので恐らく他にもいるに違いありません。ガゼン士気が上がってスウィングが今まで以上にゆっくり感じるほど集中し 10 分も釣っていると、ツー、ツツーと手元のラインのループが好いスピードで出て行きます。「来た」と思って、手元のラインのループが全て出るのを待った後でロッドを川岸のほうへ振るようにして合わせると…. 何も手応えが無い。何故??? 結局、当たりらしい当たりはそれだけで、日が暮れてフライが見えなくなったので納竿としました。 帰りは、河と平原を靄が怪しく低く覆い、西の低い空を燃やす夕焼けを闇が追いやる中、月と明星の明かりを頼りに、幻想的なスノクゥォミの初夏の夜を観賞しながら竿を肩に担いで車まで歩いて戻りました。
  • スチールだったのかなぁ
    後日、デック ホーガン氏の著書「A Passion for STEELHEAD」を読んでいて、そうだったのかなと思われることが書いてあるのに気付きました。疑惑のテイクですが、スチールヘッドが、フライに食いつくのではなく、口を開けて掃除機のように吸い込むと、ラインが好い感じで引っ張られ、その後にたとえスチールがターンをした場合でも必ずしもフックには結びつかないことがあるそうです。そのような時は、再び同じ所へキャストし更にゆっくりしたスウィングで流せばよかったのですが、私は普通に 2 歩ステップ・ダウンして新しくキャストしてしまったのが反省点です。 それから合わせについても、手元のループが出て行った後にラインが tight (ピンと張り)になり、更にリールのクリック音がする程待って、人差し指でラインをロッドのコルクに押さえ、竿を川岸に振るように合わせると デック ホーガン氏は記しているのですが、私は少し早かったようです。確かに手元のループが出て行くのを待ちはしましたが、ラインがピンと張る迄ではありませんでした。 あれはスチールだったのかなぁ、そう信じさせて下さい(笑)。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

日曜日, 6月 17, 2007

Kalama river でフライ・フィッシング(動画有り)

  • サマー・ランを求めて
    高橋さんとスチール・ヘッドを釣りに出かけることにしました。ローカルの河川は水位がようやく落ち着いてきたばかりなのと時期的に少し早く期待薄なので、2 週間前に目の前でサマー・ランが釣られたカウリッツ(Cowlitz)河のポイントを朝一でチェックし、それからカウリッツ河より車で約30分ハイウェイを南下したカラマ(Kalama)川で釣る計画にしました。カラマ川はカウリッツ河よりスチールの総数は期待できませんが、カウリッツ河より南に位置していること、河口からハッチェリー(孵化場)までの距離が短いことからカウリッツ河より早い時期にサマー・ランの釣りが期待でき、川幅も広くなく、しかも川にアクセスできる場所が多く、川の表情も豊かなので、旨く行けばこの時期に思い出に残る釣りができる筈です。目の前でサマー・ランが釣られたカウリッツ河のポイントは、朝 8 時には餌釣りの人が入ってしまうので、こちらを朝 5 時に出発です。 当日は生憎の終日雨模様という予報。それでも人手は少なくなるだろうと好都合に考え、 フロント・ガラスに雨の雫で歪んで映る通いなれたインター・ステイト・ハイウェイ 5 号線の景色を車のワイパーで拭いながら一路カウリッツ河へ。
  • 当たり
    ターキー・ハゲワシ カウリッツ河のポイントでは幸運にも雨は止んでいたのですが、生憎と先客の 3 本の餌釣りの竿が立っていました。私の知っているカウリッツ河の他のポイントは更に少し上流に位置するので、サマー・ランがそこまで到っているのか疑問が残るため、カウリッツ河のことは忘れてカラマ川へ移動することにしました。 カラマ川を訪れるのは、ほぼ 2 年振りです。前回訪れたときに木々と川のエメラルド・グリーンに囲まれた中、腰上までウェーディングして竿を振っていたところ、自分のキャスト限界より少し先で、遡上してから月日が経ちレインボーの彩りに変わったスチール・ヘッドが、ゆっくりと静かに口、頭、背中と背びれ、そして尾びれと順に弧を描くように水面上に現しては沈んで行き(確かスマッキングと呼ぶのだったと思います)、まるで小さな虹が突如現れたかのような美しいセンセーションに打たれたのを覚えています。 到着したカラマ川でも早々に各要所のポイントに計十台以上の車が入っていました。川にアクセスできる場所の多いカラマ川は一般的にフィッシング・プレッシャーが高いので、雨模様の父の日ということで釣り人の数は少ないのではと甘い期待をしていましたが、やはりどこにでも釣りキチはいるようです。ビギナーズ・ホールのもう一つ上のポイントにはギアの人が一人入っているだけだったので、予め計画していたようにそこから釣り始めることにしました。ギアの釣り人に上手を釣っていいか断りを入れた後、もう少しフライ・フィッシングに適した流れのある少し上手に陣取りました。そこは左手上流にラフル(ruffle)の浅瀬があり、そこから徐々に深さを増し、反対岸に流芯を作って、茂り出た木々の下で右に緩く曲がりながら、沈んだ 2 つの大きな岩を抜けて右手下のプールへと滑らかに移り変わって行きます。 天気的には曇り時々小雨で風も無く好状況なのですが、気温が低くのと雨の為に水が冷たく感じられるので、5 ft のファースト・シンキング・シンクティプに魅惑的な Spruce Fly を付け、反対岸に茂り出た木々の下へ滑り込ませ(勿論何回か枝を引っ掛けてますよ)、2 つの岩の手前から奥まで順々にスウィングを繰り返して行きます。未だ岩の手前の所を攻めていると、ドボンと大きな音と、目の墨に銀色に光る魚体の反転する姿を2 つの岩の間辺りに一瞥。入っていたギアの釣り人と向き合った際にやっぱり目線が交差し、"It is!" と頷き合います。そのようなスチールは活性の高い奴に違いありません。こうなるとその場の雰囲気にも緊張が走ります。しかもポイントの 2 つの岩を攻められる位置に来ると足元の川底に 60cm 程の真新しそうな銀色のスチールの死骸が横たわっています。 手前と奥で流れの速度が異なるので、神経を集中してラインの緩やかな J フォーメーションがゆっくりと一定のスピードで川の流れを横切るようにスウィングさせてやります。最近は、このように神経を集中させている一時を味わうことに病みつきになっています。しかも、そのような時に当たりがあるものなんですよね。今回もそうでした。奥の岩の後ろを気持ち良くスウィングさせている時、立て続けに 2 回しっかりしたニブリング(nibbling:かじり)がありました。ただ、スウィングに意識を集中するあまり、手元のラインのループの先を人差し指とロッドのコルクで軽く挟むことを忘れ、人差し指できつくラインを押さえていて、全くラインの出て行く余地がありませんでした。その口当たりを嫌ったのか、以来全く当たりは無くなってしまいました。また、異なるフライを更に深い水域に流してみようと、10 ft のスーパー・ファースト・シンキング・シンクティプと違うフライに替えている間に、ギア釣りの人が跳ねたところ目掛け何度かドボンと大きな仕掛けを投げ込んだのに嫌気をさしてどこかへ行ってしまったようです。あ~ぁ。悔やんでも後の祭りです。
  • Dilemma
    下流はほぼ止水のような長いプールが続くので、テクテクとビギナーズ・ホールまで川岸を歩いて行きました。途中でスチールが反対岸の川面に現れたのですが、ほぼ止水のような流れでキャストのバックもとれないような所なのでどうしようもありません。ビギナーズ・ホールには 2 人の先客があって動きそうもなく、先に車で通り過ぎた時に少なくとも 5 台の車が駐車していたようなフィッシング・プレッシャーがそれまであったこともあり、諦めて来た道を上流へ引き返して、何処かを攻めに行った高橋さんを待ちました。 高橋さんはビギナーズ・ホールの更に下流まで足を運んだようで、話を聞いてみるとビギナーズ・ホールの下の大きなプールで 3 尾のスチールが遊泳しているとのこと。しかも、高橋さんを待っている間にビギナーズ・ホールに入っていた釣り人は、父の日で他に予定があるのか、皆引き払っているということも教えてくれました。そんなにスチールがたむろっているのではチェックしないわけにはいきません。 もう今までに相当なフィッシング・プレッシャーがあったビギナーズ・ホールでは、あまり攻められていないであろう、その下の止水のようなプールへと続いている、ビギナーズ・ホールのテール・アウトを一応スウィングで梳いて、その後で、下のプールへ高橋さんの目撃した 3 尾のスチールを見に行きました。川底で時々キラッと銀色に光るのでスチールかと期待しその方向へ目を走らせるのですが、決まってウグイが川底の藻か何かを食べるのに反転しただけでした。それにしても、そのウグイの数とサイズたるや目を見張ります。皆、優に 30cm はあって、よく見ると川底の至る所にいます。スチールはというと、私が確認できたのは、ここまで川を溯る間に傷つき一瞬錦鯉かと思わせるようなボロボロの体になった 1 尾が岸辺についている他は、大きなプールなのでどこか違う場所を泳いでいるのか、スポットすることができませんでした。私がビギナーズ・ホールをスウィングで梳いていた間、下のプールのスチールにデッド・ドリフトで挑戦していた高橋さんは、回遊しているので正確な数ではないと前置きしながらも、10 尾位の泳いでいるスチールを目撃し、鼻先にエッグ・サッキング・リーチを上手いこと送り込んだけれどバイトはなかったということを話してくれました。岸壁のような背後で、恐らく重いフライをロール・キャストで投げていたのでしょうが、高橋さんはよくやります。
  • 展望
    その後は上流のレッド・バーンのポイントまでの 3 箇所のポイントに車で移動して竿を振ってみましたが、当たりはありませんでした。ただその内の 1 箇所のプールの上に架かる橋から下を見下ろしていた高橋さんの「多くのスチールがたむろっていますよ」という大きい呼び声が記憶に残る一日になりました。 今年はカラマ川とカウリッツ河ともに例年より水位が低く、規模の小さいカラマ川は特に浅瀬が溯るのが厳しそうでした。更にカラマ川は川岸へのアクセスが容易でフィッシング・プレッシャーが高いことから、殆どのスチールは各プールの人の近づけないような部分で水位が上がるか夜になるのを待って移動する気配です。もう少し水位が高ければ、止水のようなプールを回遊していたスチールも川の各所に散らばって好い状況になっていたのかも知れません。
    DATETIMEFLOW (CFS)
    05/21/200710:30315
    06/11/200710:50206
    05/16/200610:407540
    06/20/200609:33315
    06/14/200510:27370
    05/19/200411:35295
    06/23/200412:00325
    05/20/200309:50493
    06/18/200309:30235
  • 後顧
    カラマで釣りをしていて、オクトーバー・カディスのピューパが川底の各石にビッシリと敷き詰めたかのようにいるのに気づいたのですが、でもトラウトの姿を全く見ませんでした。あれだけの数のオクトーバー・カディスが居れば、スチール・ヘッドの稚魚としてではなく、ある程度の型のレジデントのトラウトの存在をスポットできてもよさそうなものなのに不思議です。カディスのハッチする秋にでも出直して来るとはっきりするかもしれません。 今年のスチール・ヘッドの溯上状況は芳しくないようで、カラマ川とカウリッツ河ともに昨年の半分並みのようです。
    Facility20062007% Change
    Cowlitz522265-49%
    Kalama Falls10137-63%
    Merwin Dam1,142333-71%
    Skamania288342+19%
    Total2,053977-52%

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

土曜日, 6月 02, 2007

Cowlitz river でフライ・フィッシング

釣果: 12 inc ウグイ ロッド: #9 ダブル・ハンド・ロッド ライン: フローティング + クラス 4 シンク・ティプ フライ: サイズ 8 "Muddler Minnow" 系と "General Practitioner" 系 場所: カウリッツ(Cowlitz)河 水温: 51 F°( 10.5 ℃) 時間: 1:00pm - 8:30pm 天候: 晴れ

  • 夏到来
    待ちに待った 6 月到来。ワシントン州では大半の河川が 6 月より解禁になります。しかし、シアトル周辺の河川はまだ水位が高く、ここ暫く芳しくなさそうです。ということで再びカウリッツ河へ釣りに出かけました。 通い慣れてきているカウリッツ河へのハイウェイを「これまでより車の数が増えてきた感じだな。やっぱりメモリアル・デーから皆アウトドアに目覚め始めたかな。」とぼやきながら 2 時間ばかり車を走らせた後、いつもの場所に入って竿を振り始めました。 水の透明度はいつもと同じぐらいだったのですが、予想外に水位が 10cm 程でしょうか、結構落ちており、今まで川底の見えなかった場所でも見えるようになっていました。それに水温もスチールの活性する温度粋だったので、日差しはかなり強かったのですが、ドライでもしかしたらいけるかもと考え "Muddler Minnow" 系のフライをリーダーにつけてスウィングさせました。 やはりメモリアル・デーからアウトドア・アクティビティを始めた人の数が増えたようです。河に立っていると行き来するボートの数が 3 倍位になっているのと、今回は 4 つのカラフルなフロート・チューブで河を乗り下って行く水着を着た十代と思わしい 2 組のカップルまで現れました。 それにしても上空を飛ぶ鳥が前回まではずいぶんいたのに、今回は全く見受けられません。明らかに季節の変わったことを感じます。
  • スウィングの練習
    今まで本格的にドライで水面上をスウィングさせたことがなかったので、とても後学のためになりました。シンクティプを付けてスウィングさせていたときは、ラインの流れる速度と J フォーメーションの角度から良い感じだなと思っていた場合でも、J フォーメーションの特定の角度を常に保とうとしていたことが誤りであったことがはっきりと分かりました。 流れが遅ければ角度を増して、流れが早ければ角度を減らし、フライが魅力的に見えそうな速さでスウィングするように調節しなければならないことは自明の理なのですが、末端のフライがどのように流れているのか実際に見ないと、ただ単純に教材ビデオで見た角度と同じような角度を保ってスウィングすることにこだわり分からないんですね。情けない。 河の流れの各筋の速度差によって末端のフライのスウィングする速さに大きく変化が出るので、スウィングの最中に各筋の速度差を先読みして、ラインのスウィングする速さのみならず、J フォーメーションの角度を随時調節しなければ魅力的なスウィングにならないことが分かったのは更なる前進で嬉しいのですが、そうするためには、メンディングに加えて、竿をある程度立てたままでラインのテンションを使って調節する方法しか思いつきません。竿を立てると今度は合わせがその分難しくなるので、あちらを立てればこちらが立たず、簡単には行きませんね。だから楽しいのかもしれませんが。そういえば John Hazel 氏が、彼の "Spey Fishing Steelhead" と題うった DVD の中でスウィングに合わせて竿を徐々に寝かせていくことと寝かせた竿の方が合わせやすいことを言っていたような気がします。スウィングを試行錯誤しながらも、何か来そうな雰囲気だったのですが、一通り釣り下ったので他に新しい場所を探すことにしました。
  • サマーのチャンスを逃す
    Cowritz river と鷺系の鳥 前もって宿題をして地図上に目星を付けていた場所を車で巡り、その内の良さそうな一箇所で後半戦に挑むことにしました。そこは河幅が他より狭く、2 つのクリークが合流し、しかも中央に線路の渡っていない古びた橋脚の立つ中洲のある、他よりも河相の豊かな場所です。上流の部分から 2 つ目のクリークまでは巻き返しがあり流れがとても入り乱れ、スチールの居着くような感じではないのでずっと飛ばし、中流も軽く流す程度にして、長く続く下流より深さに合わせてシンクティプを付け本格的に釣り始めました。 釣り下っている間も 2 台の車が入れ替わり河の様子をチェックしては去っていきます。ある程度人気のあるスポットのようです。その後もう 1 台の車が駐車したかと思うと餌釣りの 2 人連れが中流の頭辺りに腰を落ち着けました。暫く、河のせせらぎ、葉の間を流れる風、鳥達の鳴き声、時折通過する貨物列車のみの静かな空間が過ぎていくと、突然後ろで歓声が。はっとして振り向くと、やられました。ボリュームのある銀の魚体が波打ちながら重そうなグッド・ファイトを見せています。 悔しいが仕方ありません。そのままスウィングを繰り返し釣り下って行くと、ある時手元のラインのループがスススーと出て行きます。「来た」と思って合わせると手ごたえが重くない。ラインの先のフライに掛かっていたのは、約 30 cm 程のウグイでした。 2 度ほど下流を流した後で河から上がって、餌釣りの 2 人組みの所へ歩いて行くと、約 60 cm の流線形した綺麗なクロームが腹をさばかれて河岸の水辺に浸けてありました。スチール・ヘッドのサマー・ランです。その目がこちらを見つめて、そして何だか「お前に釣られるつもりだったのに」と語っているように見えました。釣り上げた餌釣りの 2 人組みがとても人のよさそうなおじさんだったことがせめてもの慰めでした。数分話し合った後で、上流へ歩いて再び河を見てみると、 上流の巻き返しが落ち着く中流辺りは確かに悪くありません。上流の巻き返しの収まる辺りの入り乱れた流れは多分川底に大きな岩がある為ではないかと思われ、その直後に2 つ目のクリークの合流が反対岸にあり、手前には細長く下流にしばらく延びた中州が水面下に見えます。何を考えていたのか、河相の分析を安易にした為にとても後悔の残ることになりました。
  • 帰路
    帰路のハイウェイで、大空に広がる燃えるような夕焼けの美しさに気を紛らわすことばできましたが、悔しさは拭い切れず、帰りの道程はいつもより長く感じました。ただ、スチーリーのサマー・ランが来ていることが分かったことは励ましになり、悔しさも手伝って来週に向けて気合が入ります。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』