水曜日, 6月 20, 2007

Snoqualmie river でフライ・フィッシング

Snoqualmie river night

  • To home river
    地元の河川が解禁される 6 月。スノクゥォミ(Snoqualmie)川の馴染みの場所へご挨拶に夕方出かけました。この時期、ワシントン州は日が長く夜の 10 時でも薄暗い程度なので、地元のスノクゥォミ川ならば 7 時前に出掛ければ 2~3 時間は竿が振れます。 スノクゥォミ川では、サマー・ランのスチールヘッドには一般的に時期尚早なのですが、カラマ川で高橋さんがあれだけの数のスチールヘッドを目撃したので、スノクゥォミ川でも可能性が皆無ではないように思われ、それに車で 20 分と何より近いんだからと都合の好い言い訳で、スチールヘッドのことばかり最近考えている自分を後ろめたく感じる思いを捩じ伏せての外出でした。
  • Almost 手繰りフィッシング No.2
    今回はダブル・ハンドの竿で、今までとは違った所を探ることができるので、スノクゥォミ川で新鮮な味わいと期待を楽しむことができます。実際、今までの幾つかのポイントへは川を渡らなければならないのですが、その為にはもう暫く水位が下がるまで待たなければならず、これまでならばその為にポイントがとても限られてしまうところですが、ダブル・ハンドのおかげで今まで届かなかった所を試してみることができるので、この時期に馴染みの川を楽しめることは嬉しい限りです。 やっぱりホーム・リバーで竿を振るのはいいものです。 スウィングさせていると、稀に軽いペッキング(pecking:つつき)を感じます。レジデントのレインボーが挨拶に来てくれているようです。実際、一度ラインの先のフライとティペットの状態を確認するのにラインを手繰って、いざフライに手が届かという時、フライの背後から突進して来るレインボーが現れ、大きな口をあけて勢いよくフライに食いつこうとする余り、もう少しで私の股間に。ハッとする瞬間でした(笑)。
  • Haunted by Chrome Summer
    9 時近くでしょうか、そろそろ辺りに日の沈み始めた気配が漂う頃、スウィングに意識を集中していると、突然、ドボン。右手の竿先程の足元でボーリングの球でも落としたような音がしたので視線を向けたものの、大きく波打つ波紋の動きしか確認できず、スウィングするラインに目を戻すと今度は下流で、夕闇の中、ギンピカの体を棹立ちにしてスチールがジャンプ、ドボン。更に下流で、またジャンプ、ドボン。まるで生まれ故郷に帰り着いたことを大喜びしているかのように。 多分、サマー・ランの先頭集団の一尾でしょう。しかし、未収穫の私にとっては "Catch me if you can." とでも言っているようにも見えるのが恨めしい。 ジャンプしていたスチールは下流へ随分行ってしまったのでどうしようもありませんが、スチールヘッドは集団で行動する習性があるので恐らく他にもいるに違いありません。ガゼン士気が上がってスウィングが今まで以上にゆっくり感じるほど集中し 10 分も釣っていると、ツー、ツツーと手元のラインのループが好いスピードで出て行きます。「来た」と思って、手元のラインのループが全て出るのを待った後でロッドを川岸のほうへ振るようにして合わせると…. 何も手応えが無い。何故??? 結局、当たりらしい当たりはそれだけで、日が暮れてフライが見えなくなったので納竿としました。 帰りは、河と平原を靄が怪しく低く覆い、西の低い空を燃やす夕焼けを闇が追いやる中、月と明星の明かりを頼りに、幻想的なスノクゥォミの初夏の夜を観賞しながら竿を肩に担いで車まで歩いて戻りました。
  • スチールだったのかなぁ
    後日、デック ホーガン氏の著書「A Passion for STEELHEAD」を読んでいて、そうだったのかなと思われることが書いてあるのに気付きました。疑惑のテイクですが、スチールヘッドが、フライに食いつくのではなく、口を開けて掃除機のように吸い込むと、ラインが好い感じで引っ張られ、その後にたとえスチールがターンをした場合でも必ずしもフックには結びつかないことがあるそうです。そのような時は、再び同じ所へキャストし更にゆっくりしたスウィングで流せばよかったのですが、私は普通に 2 歩ステップ・ダウンして新しくキャストしてしまったのが反省点です。 それから合わせについても、手元のループが出て行った後にラインが tight (ピンと張り)になり、更にリールのクリック音がする程待って、人差し指でラインをロッドのコルクに押さえ、竿を川岸に振るように合わせると デック ホーガン氏は記しているのですが、私は少し早かったようです。確かに手元のループが出て行くのを待ちはしましたが、ラインがピンと張る迄ではありませんでした。 あれはスチールだったのかなぁ、そう信じさせて下さい(笑)。

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