土曜日, 6月 02, 2007

Cowlitz river でフライ・フィッシング

釣果: 12 inc ウグイ ロッド: #9 ダブル・ハンド・ロッド ライン: フローティング + クラス 4 シンク・ティプ フライ: サイズ 8 "Muddler Minnow" 系と "General Practitioner" 系 場所: カウリッツ(Cowlitz)河 水温: 51 F°( 10.5 ℃) 時間: 1:00pm - 8:30pm 天候: 晴れ

  • 夏到来
    待ちに待った 6 月到来。ワシントン州では大半の河川が 6 月より解禁になります。しかし、シアトル周辺の河川はまだ水位が高く、ここ暫く芳しくなさそうです。ということで再びカウリッツ河へ釣りに出かけました。 通い慣れてきているカウリッツ河へのハイウェイを「これまでより車の数が増えてきた感じだな。やっぱりメモリアル・デーから皆アウトドアに目覚め始めたかな。」とぼやきながら 2 時間ばかり車を走らせた後、いつもの場所に入って竿を振り始めました。 水の透明度はいつもと同じぐらいだったのですが、予想外に水位が 10cm 程でしょうか、結構落ちており、今まで川底の見えなかった場所でも見えるようになっていました。それに水温もスチールの活性する温度粋だったので、日差しはかなり強かったのですが、ドライでもしかしたらいけるかもと考え "Muddler Minnow" 系のフライをリーダーにつけてスウィングさせました。 やはりメモリアル・デーからアウトドア・アクティビティを始めた人の数が増えたようです。河に立っていると行き来するボートの数が 3 倍位になっているのと、今回は 4 つのカラフルなフロート・チューブで河を乗り下って行く水着を着た十代と思わしい 2 組のカップルまで現れました。 それにしても上空を飛ぶ鳥が前回まではずいぶんいたのに、今回は全く見受けられません。明らかに季節の変わったことを感じます。
  • スウィングの練習
    今まで本格的にドライで水面上をスウィングさせたことがなかったので、とても後学のためになりました。シンクティプを付けてスウィングさせていたときは、ラインの流れる速度と J フォーメーションの角度から良い感じだなと思っていた場合でも、J フォーメーションの特定の角度を常に保とうとしていたことが誤りであったことがはっきりと分かりました。 流れが遅ければ角度を増して、流れが早ければ角度を減らし、フライが魅力的に見えそうな速さでスウィングするように調節しなければならないことは自明の理なのですが、末端のフライがどのように流れているのか実際に見ないと、ただ単純に教材ビデオで見た角度と同じような角度を保ってスウィングすることにこだわり分からないんですね。情けない。 河の流れの各筋の速度差によって末端のフライのスウィングする速さに大きく変化が出るので、スウィングの最中に各筋の速度差を先読みして、ラインのスウィングする速さのみならず、J フォーメーションの角度を随時調節しなければ魅力的なスウィングにならないことが分かったのは更なる前進で嬉しいのですが、そうするためには、メンディングに加えて、竿をある程度立てたままでラインのテンションを使って調節する方法しか思いつきません。竿を立てると今度は合わせがその分難しくなるので、あちらを立てればこちらが立たず、簡単には行きませんね。だから楽しいのかもしれませんが。そういえば John Hazel 氏が、彼の "Spey Fishing Steelhead" と題うった DVD の中でスウィングに合わせて竿を徐々に寝かせていくことと寝かせた竿の方が合わせやすいことを言っていたような気がします。スウィングを試行錯誤しながらも、何か来そうな雰囲気だったのですが、一通り釣り下ったので他に新しい場所を探すことにしました。
  • サマーのチャンスを逃す
    Cowritz river と鷺系の鳥 前もって宿題をして地図上に目星を付けていた場所を車で巡り、その内の良さそうな一箇所で後半戦に挑むことにしました。そこは河幅が他より狭く、2 つのクリークが合流し、しかも中央に線路の渡っていない古びた橋脚の立つ中洲のある、他よりも河相の豊かな場所です。上流の部分から 2 つ目のクリークまでは巻き返しがあり流れがとても入り乱れ、スチールの居着くような感じではないのでずっと飛ばし、中流も軽く流す程度にして、長く続く下流より深さに合わせてシンクティプを付け本格的に釣り始めました。 釣り下っている間も 2 台の車が入れ替わり河の様子をチェックしては去っていきます。ある程度人気のあるスポットのようです。その後もう 1 台の車が駐車したかと思うと餌釣りの 2 人連れが中流の頭辺りに腰を落ち着けました。暫く、河のせせらぎ、葉の間を流れる風、鳥達の鳴き声、時折通過する貨物列車のみの静かな空間が過ぎていくと、突然後ろで歓声が。はっとして振り向くと、やられました。ボリュームのある銀の魚体が波打ちながら重そうなグッド・ファイトを見せています。 悔しいが仕方ありません。そのままスウィングを繰り返し釣り下って行くと、ある時手元のラインのループがスススーと出て行きます。「来た」と思って合わせると手ごたえが重くない。ラインの先のフライに掛かっていたのは、約 30 cm 程のウグイでした。 2 度ほど下流を流した後で河から上がって、餌釣りの 2 人組みの所へ歩いて行くと、約 60 cm の流線形した綺麗なクロームが腹をさばかれて河岸の水辺に浸けてありました。スチール・ヘッドのサマー・ランです。その目がこちらを見つめて、そして何だか「お前に釣られるつもりだったのに」と語っているように見えました。釣り上げた餌釣りの 2 人組みがとても人のよさそうなおじさんだったことがせめてもの慰めでした。数分話し合った後で、上流へ歩いて再び河を見てみると、 上流の巻き返しが落ち着く中流辺りは確かに悪くありません。上流の巻き返しの収まる辺りの入り乱れた流れは多分川底に大きな岩がある為ではないかと思われ、その直後に2 つ目のクリークの合流が反対岸にあり、手前には細長く下流にしばらく延びた中州が水面下に見えます。何を考えていたのか、河相の分析を安易にした為にとても後悔の残ることになりました。
  • 帰路
    帰路のハイウェイで、大空に広がる燃えるような夕焼けの美しさに気を紛らわすことばできましたが、悔しさは拭い切れず、帰りの道程はいつもより長く感じました。ただ、スチーリーのサマー・ランが来ていることが分かったことは励ましになり、悔しさも手伝って来週に向けて気合が入ります。

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