土曜日, 6月 30, 2007

Skykomish river でフライ・フィッシング(動画有り)

  • スカイコミッシュ (Skykomish) 川の人気
    正直、カウリッツ河への片道 2 時間半のドライブにも食傷気味なので、地元のスカイコミッシュ川へ状況チェックを兼ねて出掛けることにしました。USGS の Web サイトに依ると、これまで例年より高かった水位が漸く落ち着いてきたようです。 スノクゥォミ (Snoqualmie) 川とスノホミッシュ (Snohomish) 河の袂を分けるスカイコミッシュ川ですが、スノクゥォミ川が各分流に枝分かれするまで比較的市街地近くを流れるのと異なって、未だ人家まばらな所の多いベーカー山の麓を流れた後、各分流に枝分かれする頃には清んだ渓流の景観を醸し出しながらベーカー山国立森林公園へとその源を辿ります。また、スノクゥォミ川のような途中に大きな滝のないこともあってか、スノクゥォミ川よりもスティールヘッドの遡上数は多いようです。 ただシアトルから約 1 時間から 2 時間の圏内で景色も美しいことから、夏場は友達、カップル、親子連れの面々の川遊びやカヤックやゴム・ボートでの川下りに人気の場所であることに加え、トラウトは言うに及ばず、数種のサーモンとスティールヘッドの比較的良い釣りができるので、シーズンの週末ともなると場所によってはモーター・ボートのラッシュにも見舞われるのが玉に瑕のスカイコミッシュ川です。
  • 右手バンクのスペイに苦しむ
    · シアトル近郊の河川は以南のカウリッツ(Cowlitz)河やカラマ(Kalama)川よりもスティールヘッドの本格的シーズン到来に約一ヶ月遅れるので、比較的下流の Monroe の街に近い所でフライを流すことにしました。 · 朝の 6:30AM に着いたポイントではギア組みの釣り人が確認できるだけで 3 人程既に竿を立てていました。その内の一人と言葉を交わしたところ、先週にここでスティールを釣り上げたとのこと。期待しないようにと自分に言い聞かせても、自然とワクワクしてきているのに気がつきます。 · ただ、先客の 3 人の釣り人の邪魔にならない範囲でのフライ・ウォーターとなると限られ、その後時間の経つにつれて川遊びの家族連れもチラホラ現れるようになって、そこのポイントでは右手側が川岸のスペイに苦しんだだけというような展開になりました。他のポイントを探しに川沿いのトレイルを下流に歩いて行くと、幸運にもフライ・ウォーターとなるような 2 箇所で竿を振れる所を見つけたので、先の右手バンクのスペイの続きを行いました。ヤキマ (Yakima) 河で初めてダブルハンドの竿を振ったときを除いて、カウリッツ(Cowlitz)河でもスノクゥォミ(Snoqualmie)川でも左手側が川岸だったので、どうも右手バンクはやはり落ち着きません。しかも川岸には茂った木々が時には頭上まで迫り出しているので右手上のスネーク・ロールやダブル・スペイではバックを取ることができず、主に右手上ならばバックハンドか左手上でのシングル・スペイを強要されます。今迄右手上ばかりで、特にカウリッツ河ではその河幅からブン投げないとならず、左の背筋が腫上がって、帰りの車でシートに当たり偏って座っているような状態になる程に身体のバランスが崩れてきていたので好都合といえば好都合でしたが。
  • 別の自己満足の日
    フライ・フィッシングの楽しみは色々ありますが、自己満足できる要素の多いことも魅力の一つではないでしょうか。キャスティング、ライン・コントロール、プレゼンテーション、フライ・タイイング、流れの読み方と自分だけの知るポイントを見つける楽しみ、ハッチの読み方、フッキングにランディング、そしてリリース、周りの美しい風景など。各要素毎に思い描いたように事が運んだときの嬉しさ、不快な経験からの改善、それからちょっとした気づきやタイミングからの新鮮な発見や疑問の解消、それらがフライ・フィッシングに出掛ける度に自分なりに成し遂げられますよね。勿論、釣れる魚が自分の思っているような、あわよくばそれ以上の魚ならば何も言うことは無いですが(笑)。 左手上のスペイ・キャストに悪戦しながらでしたが、この日も、青い晴天の下、8 匹の子ガモを連れたカモの一隊が川岸を長閑に泳いで行くのや、2 匹のアゲハ蝶がヒラヒラと空中でダンスを見せながら顔の前を横切って行ったり、さては反対岸に 2 匹の鹿が現れ草を食んでいるのを朗らかに楽しんでいました(見ずらいかもしれませんが下のビデオはその鹿を撮影したものです)。 そこへ、反対岸のやや深そうなランをポートで上り下りして攻めていたギア組みの連中から歓声が上がりました。思わず目を移すと、一人の竿が弓なりにしなっている先で、日の光を反射してキラキラと輝く所々の水面より一層強く銀ピカに光を放ちながら 80cm 程のスティールヘッドが水面上で体を反転させるように小さくジャンプしていました。 それからはやはり俄然はりきって、 右手の変な所にできたマメの皮がむけるまで主に左手上のシングル・スペイを半日投げ込み、日が高くなり釣果が期待できなくなったのと、ウェーディングできる流速と水深の限度まで来た所で竿を畳みました。 結局、思うようにいかない左手上のスペイ・キャストと釣れないスティールヘッドの苛立ちにも拘らず、周りの豊かな自然に慰められたおかげで、清々しい初夏の一日の体験になりました。

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