火曜日, 3月 13, 2007

Redington Spey コンボ・セットを入門用に購入

  • スペイ用ダブル・ハンド竿の魅力
    昨年の暮れに Yasu さんに Thompson へ連れて行ってもらった時に初めてダブル・ハンドの竿で スペイ・キャスト (Spey cast) をしているのを見たことと、Snoquomi 河で催されたスペイ・フェアに参加していた一人のキャスターが優雅なスネーク・ロール・キャストでいとも軽々と河の反対側まで届くようなキャストを目の当たりにして以来、次のような利点に魅力を感じ始めました。
    • 先ず楽そう。
    • 通常のシングル・ハンドのキャストに比べてバック・キャストの際の必要なスペースが少なく、その為釣りのできる場所の制限が少ない。
    • フォルス・キャストの必要がないのでシングル・ハンドに比べて疲れないし、その分釣っている時間が長くなる。
    • 前後の単調なシングル・ハンドのキャストの動きに比べ、スペイの身の回りで円を描くようなラインの滑らかでしなやかな、かつ力強い優美な動き。
    • 数種類のラインの投げ方から特定の方向からの風の影響を受け難いものを選べる。
    シングル・ハンドの竿でもスペイ・キャストはできるのですが、私の手持ちの竿 (9 ft, #5) ではスペイの楽しみを味わうには短く、Yasu さんが貸してくれている 15 ft, #10 の竿では私には少し硬く重過ぎる (それにいつまでも借用しているわけにはいかない) ので、e-bay や他の Web ページで廉価で使い勝手の良さそうなスペイ入門用ダブル・ハンドの竿を探し始めました。 何よりも、Thompson にてフライで耳にピアスの穴を開けて以来は、距離を投げようとするときのバック・キャストの際の風に気が気でならなくなって釣りを楽しめないときがあるので、それを心配しないで済むようになれば一安心です。
  • ダブル・ハンドの竿の購入に際して考慮する事
    上に述べたような理由から購入を考え始め、時間の空いたときに主にインターネット上で価格や特徴など調べ始めました。 購入を考えるにあたり Yasu さんより幾つか前知識として教えて貰ったことが参考になりました。まず、長さ 14 ft でライン・ウェイト #9 のサイズがダブル・ハンド竿として一般的なこと。ヨーロピアンとトラディショナルの 2 つのスタイルがあり、先調子であるヨーロピアンが今は主流であること。スペイは竿とラインの相性に注意しなければならないこと、竿にツイストの力が掛かるので 4 本継ぎよりは 3 本継ぎの方が良い (いずれにしてもジョイントをテープで補強するのであまり問題はない筈です)、フライが当たった竿にはクラックが入って折れやすくなっている場合があるので中古を購入する際は保障に留意することなど。 またサイモン ゴーズワースの本によれば、ラインの巻いたリールを付けた状態で竿の重心がリールを挟む前後のグリップの前のグリップの先端 (前の手でグリップする辺り) に来ないとキャストで余計な力がかかるので疲れ易いそうです。 やはり最終的には皆口を揃えて「試しに竿を振ってラインを投げ比べること」が重要と述べています。
  • 入門用竿候補
    Yasu さんに薦められた CND CNF-1409 を含め以下のダブル・ハンド竿を購入候補としました。これらの竿については、所々のフライ・フィッシングのサイトにて好感度の感想の書き込みが見受けられ、特に Sage, Fly Logic についてはそれらの感想を読んだ後に好印象が残りました。
    • CND CNF-1409
    • Sage 9140-4
      Sage の 9140-4 はデザインされてから年月が経っていますが未だにファンの多い定番です。4 本継。以前はトラディショナルとヨーロピアンの 2 つのスタイルから選べましたが、今はトラディショナル系のみのようです。
    • Fly Logic Dec Hogan series
      言わずも知れたダブル・ハンドでのスティール・ヘッド・フライ・フィッシング第一人者であるデック ホーガン氏のデザインで、いくつかの掲示板でかなりポジティブな感想を見受けました。
    • Scott LS21408
      Scott には親族経営による一貫したデザイン・ポリシーに惹きつかれている熱狂的ファンがいます。やはり一つ上のモデルである ARC シリーズの方が出来上がりは良いようですが、LS2 も Sage 9140 に似た感触の出来の悪くない竿のようです。4 本継。
    • Temple Fork Outfitters
      古い日付でしたが、ダブル・ハンドのキャスティング比較をしている一つの Web サイトでトップに位置づけられていました。
    • Redington Redfly
      Redington は Sage に買収された韓国のロッド・メーカーです。廉価な入門用としてそこそこの感想を幾つかの掲示板で見かけました。ただし折れたという書き込みも同様に見かけました。3 本継。ヨーロピアン系。
    どの竿も新品を正規の店舗で購入したオーナーには生涯保障が付くものです。 色々な Web ページで価格を調べてみましたが、結局、どうも e-bay にて時折出てくる掘り出し物に競り勝ちペイパルを通じて支払うのが手堅く賢い買い物になりそうです。CND と Scott を除いては e-bay で時々掘り出し物の出品を見かけることができました。 特に Fly Logic と Redington については廉価な出品がたまに出るので的を絞ることにしました。 私はどうも買う気も無いのに店舗へ出掛けていってラインを投げさせてもらうことには心が痛み気が進まないので、実際に竿を振ることなく、失敗してもお財布にあまり影響の無い範囲の値段のものを e-bay で購入することにしました。 G Loomis のダブル・ハンド・ロッドについても好いレビューが見られ、e-bay にも掘り出し物が現れるのですが、レビューと e-bay 出品物いずれにおいてもどのモデルなのか分かりにくいことが多かったので候補から外しました。 Thomas and Thomas も e-bay で時折見かけるのですが入門用スペイとしてのレビューは見かけなかったので同様に候補から外しました。
  • Redington スペイ・コンボ・セットを e-bay で落札
    結局、竿とラインの相性及びラインを巻いたリールが付いた状態での竿の重心について更に調べることが面倒に感じたので、新品の Redington のスペイ・コンボ・セット ( Redington Redfly 14' #9 スペイ・ロッド + Redington Breakwater 11/12 リール + Redington 竿ケース + Rio フローティング・スペイ・ライン) を $294.65 ($276 + 送料 $18.65) で落札しました。正規の価格で購入すると $550 以上 (送料別) になり、竿とリールの生涯保障についても e-bay の出品者に問題ない旨を確認したので、一先ずはご満悦です。後は竿が着くのを心待ちです。

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

0 件のコメント: