月曜日, 11月 05, 2007

Thompson river で運動会からフライ・フィッシングへ(動画有り)

日曜月曜と2 日間トンプソン河スティールヘッドを釣りに出掛けてきました。 水位: 約 2.4m。 水温: 約 10.5 ℃ 天候: 曇天 風: 微風

  • 結論から先に言うと、今年のトンプソンはかなり良い状態のようです。
    トンプソン河のお役立ちリンク・資料のページで言及した Arthur J. Lingren 氏著の「トンプソン河・ジャーナル」にて水位 2.5m 程度のときに良いと言われているランの各所(河相が変わってしまっているランを除き)では、流石はやはり当たりや釣り上げられたりした話を聞くと同時に実際にフックして闘っている所を見ることも 2 回ばかりありました。 その他のポイントでも当たりがあったという話を 2 日の釣行の間で聞きました。 Arthur 氏によると、もう時期に水温の低いシーズンに入る変わり目になるので、これまでの状態が続くとは限りませんが、水位が落ちてきているのは良いニュースです。 私はゼロ・バイトでした。(もうすっかり慣れっ子になったのでまったく落ち込みませんが。笑)
  • 実は出掛ける前夜に調べた水位が高めだったので、あまり大きな期待は持てないかなという感じでした。
    シアトルから車で約 2 時間のべリングハムで Yasu さんと合流した後、途中 1 号線沿いにある Yasu さんの知る Daryl Martens 氏が開いた Reaction Fly & Tackle というフィッシング・ショップの Abbotsford 店に立ち寄って(高額な)フィッシング・ライセンスを購入したりしながら、約 3 時間半後に到着したトンプソンは水位の記録的に低かった昨年より凄みを増していた感じがしました。 下のビデオ(又は写真)はマレィ・クリークから撮った朝焼けに燃えるトンプソン河の模様です。
  • 運動会からフライ・フィッシングへ
    昨年は Yasu さんから借用した 10 番のシングルハンドで必死になって遠方まで投げたり、水を含んで重くなったフィッシング・ブーツ、クリーツ、ネオプレーンのウェーダーを着用しての崖の昇り降りで汗だくになったりと、釣りをしているというより運動会のような印象の方が強かったのですが、ウェーダーを Simms のクラシック・ガイド・モデルのゴアテックスのものに変えたり、ブーツを ORVIS の旅行用で軽量かつペシャンコにできるものにしたり、何よりも今回は今まで散々スペイの練習をレディントンのレッド・フライのダブハンを修理に出すほどしてきたおかげで、実力相応(笑)のナチュラル・スィングによるフライ・フィッシングをしている実感を満喫することができました。水量が多く流れがあったためでもありますが、特にグレーブヤードをとても楽しんでいる自分がいたことには満足です。釣れる釣れないは、また別の話ですが(笑)。
  • TFO の竿おろし
    初日にグレーブヤードでレディントンの 14 フィートで 9 番のスペイ・ロッドでブン投げ続けたことや土日とあまり睡眠時間がとれなかったことから疲れ気味だったことと、二日目は距離の必要な狙ったランが占有済みで入れなかったことから、念のためにバックアップ・ロッドとして持ち込んできておいたテンプル・フォーク・アウトフィッターズの短めのダブハン(プロ・シリーズで 12.6 フィート, 8 番, 4 ピース)の竿おろしを遠投の必要ないランで行うことにしました。 14 フィートのレディントンのレッド・フライ・スペイ・ロッドより、 TFO (テンプル・フォーク・アウトフィッターズの略)のダブハンは 1.4 フィート短いのでずっと軽く、しかもレディントンよりずっと柔らかい調子なので、悩まされるかなと思ったのですが、これが意に反し少しの間のキャストで気持ちよくラインが伸びていってくれるようになりました。これには腰のあるしなりを見せ更にその感じを良く手元に伝える上出来な TFO のダブハンは勿論、レディントンの硬い竿で竿のしなりを掴む感覚を努力して培ったので、レディントンより柔らかい TFO では比較的容易に竿のしなりを感じられキャストのタイミングを掴みやすかったこと、そして CND の GPS ラインに救われた部分がかなりありました。特に CND の GPS ラインについては、レディントンの竿のリールについているコンボ・セットとして付いてきたラインでは明らかにミス・キャストになっているであろう場合でも、それなりにターンしてくれました。そういう意味でも、比較的失敗にシビアなラインを使ってレディントンの硬めの竿でスペイの練習をしてきたのはとてもよかったと思います。 トンプソンのグレーブヤードに限りませんが、河幅のある所でレディントンのレッド・フライのような硬めの竿で精一杯の飛距離を投げ続けるのは(チャレンジとしても)とても楽しいのですが、そのような日の終わりには何歳までそういったフライ・フィッシングの仕方が楽しめるのか体と会話をすることがあるので、肩の力を抜いてキャストを楽しめるこの TFO の 12.6 フィートのロッドは、そのような意味でもお気に入りになりそうです。
  • でも運動会の楽しみも
    今回は Yasu さんを通じて日本やカナダからいらっしゃっていた日本人の皆さんと合流して顔見知りになることができました。おかげで宿泊した晩は熱燗にマット鈴木さんからの珍しいムースの肉と Yasu さんからの海の幸にあったかいご飯で舌鼓を打ちつつ、3 人でトンプソン談義による笑い話を夜陰に響かせることができたのと、翌日の昼食も途中経過の報告を兼ねて皆で集まり、ワイワイ、ガヤガヤ、ニコニコ、ガハハと日本語を地元に新しくオープンしたカフェ中に響かせエネルギー充填をお互いにすることができました。どこのランでテイクがあった、フックした、釣り上がったという新鮮な生の情報交換があるとその後の釣りへの気合の入り方がとても違います。 いい大人たちが夢中になるトンプソン河のスティールヘッド運動会といった模様でした。
  • 結論として
    今回はツキがなかったようです。(いつもかも知れませんが。笑) 初日は Yasu さんと入ったランで、後から入ってきた日本人組みがずっと後ろに入った所でフックされたり、二日目の朝、一足違いで入れなかったポイントで釣り上げられたりと、少し噛み合わせ(神合わせかな? 笑)が悪かったようです。
トンプソン河のお役立ちリンク・資料はこちら

各種釣りブログ・ランキングへのリンク - 手の空いた合間に覗いてみると気晴らしになりますよ。

釣りのお役立ちサイト『(JFS)日本フィッシングサーチ』

1 件のコメント:

Tsukasa さんのコメント...

送っていただいたメールにあったURLで動画を拝見しました。トンプソンリバーってデカいですね!何処釣ったらいいのか途方に暮れそうです。デカイ河にはデカイ魚がいるっていうのは真理ですね。昨年のビデオに写っているYasuさんのフォームもかっこよかったです。それにしても、Sei Ryuさんのビデオ編集はお見事です。私もいただいた動画は大切に保管しています。(たまに観て笑っています)