日曜日, 4月 15, 2007

Yakima river でフライ・フィッシング

  • ダブル・ハンド・ロッドを抱えて、いざヤキマ (Yakima) 河へ
    やはり公園でのスペイ・キャストの練習だけでは物足らず、実際の流れる河ではどのような感じなのか試す為にヤキマ河に出かけました。 出かける前に ORVIS でドライでスチールヘッドが釣れるので有名なグランド・ロンデ(Grand Ronde)川にてガイドをしている Mac Huff 氏 (ORVIS Endorsed Guide) によるセミナーがあり、そこでスチール・ヘッドを釣るにはトラウトで練習することとスウィングの速度について言及することがありました。ヤキマでスチールヘッドは期待できませんが、トラウトは大きく成長してきているという話なので(それでも9 番のロッドは大き過ぎる感は拭えないのですが、その点は少し大目に見てもらって)、河でのスペイ・キャストのアンカーについての感覚とスウィングの練習をするつもりです。何より、この時期ではガラガラ蛇が出てくることがないので安心です。そうなんですよ、エバー・グリーン州と言われるワシントン州でも東部ではガラガラ蛇は珍しくなんですよ。私も初めて聞いたときはとても驚きました。 Middle Yakima river 車でハイウェイ I-90 を東へ約 1 時間半、前回ヤキマに来た時は、夏の終りで Kaufmanns の店員さんをガイドとして雇い約 45cm (18 inc) 程のレインボーを釣ることができ、とても楽しい思いをしたのですが、この時期は前回の時よりも水位がかなり高く釣果は期待できそうではありませんでした。
  • 水上でのスペイの初練習
    今回はスペイ・キャストの練習が本題で、スウィングの練習については二の次のつもりだったので、水位については気になりませんでしたが、現地で他の Fly Fisher の竿より図抜けて長い 15 Foot 長のスペイ・ロッドを持ち歩くのは、好奇の目を向ける人もいて気持ち的に引っかかるところが無きにし有らずだったのですが、良くも悪くも日本より個人主義のアメリカでの暮らしの長くなっているおかげで日本に居た時よりもそのような場合に対する免疫はできているようです。 初体験となるスペイ・キャストへのウキウキを胸に前回と同じ場所へ足を運んでみました。水位が高く、ウェーディングしても背後の茂みのためにシングル・ハンドではロール・キャストしかできないようになっていました。スペイ・キャストの練習にはもってこいという感じです。一先ずラインをある程度出そうと、スペイ・キャストならぬロール・キャストですが、いざダブル・ハンドでの第一投。上手くいきません。恥ずかしい。シングル・ハンドでも、私はあまりロール・キャスト得意ではないんですよね。長い竿を振ってラインが出て行かないのって、何か背中に木枯しの吹きすさぶのを感じるような虚しさがありますね。本格的なシーズン前で周りに人が居なくて良かった。気を取り直して何度かロール・キャストでラインを出しましたが、途中やはり、後ろがとれないにもかかわらず、シングル・ハンドの普通のキャストをしたくなる衝動にかられました。そんな気持を抑えながら、どのスペイ・キャストを使ってどう投げるのか考えるのですが、その間体が固まったように動かないので傍から見れば ??? に写ったと思います。どの投げ方がどのような状況の時に適しているのか、公園での練習に風をも含んだ状況の設定を常時する筈もなく、当日は左手から右手への河の流れで、スウィングで釣る、そしてバックハンドで投げるのでなければ、右手上ならばダブル・スペイかスネーク・ロール、左手上ならばシングル・スペイかスナップ T になり、幸運にも風も左手から右手だったので、右手上のダブル・スペイかスネーク・ロールで投げれば良いのですが、更にまたその投げ方がどのような動きなのか、スタンスはどちらの足が前か、一々考えなければならないので、通り一遍等の投げ方で済むシングル・ハンドと違い、始めは固まってしまうのは致し方のないことですよね。 やはり実際の河での練習で一番の課題は、ラインのどの部分をどのようにどれだけどこへ着水させるかということでした。公園ではもっぱら D ループを作る基礎練習で、芝生用リーダーを使用して特別練習したわけでもないので、そのようなアンカーによる影響は殆どありませんでしたが、実際に流れる水上でのキャストでは話は異なり、水に浸かっている部分のラインの長さを調節することで水に付着する抵抗を軽からず重からず適したレベルにしないとキャストはうまくいきませんでした。更にアンカーの位置が D ループの深さと大きさに関係するので、水の流速をも考慮してのアンカーのコントロールがキャストに大きく影響します。公園での練習でも時として「ビシ」や「バシ」というスナップ音のすることがあり、河でそれが起こるとフライを失っていることが多いのですが、アンカーのラインが十分な長さでない場合にそのようになることが分かりました。また余分なラインが水に浸かってしまうと今度は頼りないキャストになりラインが全然出て行きません。コツは、サイモン ゴーズワース氏の著書「Spey Casting 」にも書いてある通り、ネイル・ノットで結ばれたラインとリーダーの辺りを着水させアンカーとし、それ以上のラインは、バックストロークで D ループを形成する際、水面より上にあり竿先からずっと張りが保たれた状態にすることを痛感しました。その上、ドライ用のリーダーを付けた場合とシンクティプを付けた場合でアンカーとするラインの長さを調節しなければならないので、しばらく経験を積まないとそういった勘や感覚は養われそうにありません。なので大半は悔しかったり何故上手く行かないのか考えるばかりですが、その反面、はっきり言って、上手くキャストできたときはやってて楽しくてたまりませんでした。結局、ダブル・スペイで投げようとすると右斜め後ろの藪の茂みにラインが絡まってしまうことが多く、スネーク・ロールばかりを 3 時間ばかり延々と日暮れまで練習して家路に着きました。

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